原田

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引戸1
先日現地調査に伺い、三木市の新築住宅に納める建具が完成し、取付に行ってきました。
リビング側から見た収納棚です。床のフローリングに厚み3mmV型のフロアレールを固定します。
上部はカウンターの下面にアルミのガイド材を取り付けます。
引戸2
引戸の上下の金物をつけたら、建具を取り付け、建付け調整をします。
引戸3
建付け調整をした後は、家具レールの清掃をして走行確認をします。下部のレールはV形状の為ごみが溜まりやすいので、定期的にお掃除が必要です。
しかし、Vレールは着脱しやすく、走行もなめらかなので、扱いやすレールです。
アングル
カウンター下に取付した、上部ガイドレールです。
場所柄、手や体に触れやすいので、端部は出来るだけ大きなアールに削ってます。手作業で痛くない程度まで削りました。
フロアレール
下部アルミVレールも端部がとがっているのとストッパー機能の為、半マル形状のゴム製戸当たりを付けます。
出来るだけ足をぶつけても、ケガなどをしにくい形のとあたりを探します。
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施工事例
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DSC_3207
この収納はキッチンからリビングの間にあるカウンター収納です。
このオープン棚の手前に1本レールで2枚の引戸を転がすように移動する構造です。
下部は現状のフローリング材に3mm高さのシングル溝のアルミ製フロアレールを付けることになりそうです。
引戸2
仕切りの壁と上部の天板とのスペースに収まるような建具を作ります。
カウンターの下部にガイド用の金具の収まりや取り付けた完成イメージも浮かべながら採寸していきます。
引戸3
収納の内部はこの後クロスを貼られます。周囲の壁と合わせて調和する色合いになりそうです。
引戸4
建具を作るのは2枚で、間仕切り壁の3つのスペースに被さるように製作して欲しいとのご依頼です。常に1ヶ所オープ棚になっているイメージです。採寸は現状の壁の内寸や壁の厚みなどを測ります。
会社に戻り、作図、壁と引戸の収まり方を考えながら作図です。建具の幅は単純に約3等分サイズになります。
1枚の引き戸は左右に動くので1枚の引戸の両端に引手が必要になります。
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施工事例
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屋根工事1
今年の台風21号の被害は、甚大で、近畿地方全域に及び私の勤め先周辺にも当社(右)の左隣の屋根瓦が吹き飛ぶ被害が起こりました。
この写真は吹き飛んだ瓦屋根を外し、撤去を致します。
大型クレーン車をチャーターし、慎重に廃棄瓦を下す作業をして行きます。
屋根1
当日の状況を思い出しますと。
当時2軒隣の藁ぶき屋根の家に被せてある鋼板製の屋根が、強風で引き剥がされて舞い上がってお隣の家の屋根や電線に引っかかるような状況でした。当社の壁にも瓦がぶつかた跡が残ってます。
屋根2
写真は屋根瓦を1枚、1枚慎重にはがしていきます。
周辺の車などにビニールカバーを被せたり、養生作業にも気を配らなくてはなりません。
屋根3
瓦を全て剥ぎ取りました。
土と砂も全て除去します。
屋根4
写真の土のう袋は2階の屋根の撤去した、瓦と土です。

これだけの量が屋根に乗っかっているのです。

新設される瓦のご相談で、ガルバリューム鋼板製の軽量瓦をご提案させていただきました。将来的な震災の備えの為のご提案です。鋼板製の屋根材は、一般的な瓦の約1/7の軽さで表面に天然石のコーティングをした高級感のある瓦です。
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施工事例
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TDY1
1月27日(日)大阪市南港のTDYリモデルフェアに行ってきました。主催メーカーはTOTO・DAIKEN・YKKapの住宅資材のイベントで、当社からも観光バスをチャーターし社員と日頃お世話になっている、お客様も大勢参加していただきにぎやかに会場入りいたしました。

TDY2
会場には各社の新製品が多く展示され、マジックやクイズ形式の商品説明に住宅関連のセミナーも沢山あり1日遊びながら、学べる楽しいイベントが盛りだくさんの会場でした。
TDY3
当社も1コマブースを作り、お客様の相談コーナーをもうけてます。
TDY4
総合案内所のドリンクコーナーです。
何度も喉を潤しました。フリードリンクで、お得感満載です。(笑)

TDY5
会場での各セミナーは、どこも大盛況で、ためになるお得な情報を聞いてきました。
昼食はハイアットのランチバイキングにご招待させていただき、めんたいパークにも足を運んでいただき、お土産をご用意し、お買い物も楽しまれました。お客様は大変喜んでいただきました。
また、来年たくさんのお客様にご参加していただけるよう、よろしくお願いいたします。
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デザイン木製紙貼り障子
今回、和室の窓の内障子を製作、納めてきました。
この障子は、中央の桟(組子)が縦方向の組子のみのデザインで製作しました。
障子2
縦方向の組子のみは、すっきりとしたデサインで、横桟が無い為、埃が溜りにくく、掃除がしやすいので最近人気になってます。
しかし、この組子に少し問題があります。
掃出し障子のように背の高い場合、中間の組子の材料がわずかにしなるので、障子紙のシワやヨレが出た時紙のヨレ、弛みが出やすく気になる場合があります。
障子3
この写真のように、高さが90cm程度ならヨレなどが発生しにくく、問題ありません。背の高い障子の馬合、上下または中央に横組子を2本程度入れることをお薦めしました。
ヨコ組子を入れることで、タテ組子が固定され横揺れが無くなり、紙のヨレが少なくなり安定します。
美しいデザインを追求していきますと、弊害も発生する場合もありますので、ご注文の際はご相談くださればたすかります。

ワーロン
このサンプルは障子紙によく使われるアクリルワーロンのサンプル帳の1部です。普通紙に比べると耐久性は4~5倍も強く、通常のご使用の際の指が当たったりしての破れはほぼありません。
色や柄も豊富にあります。障子のご注文の際は、サンプルをご覧になって頂きたいと思います。
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施工事例
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DSC_3060
写真は先日、現地調査にお伺いして採寸をしてきた、4枚曳地違い収納の扉です。引き戸の1枚の幅が92センチあり、高さも240センチ越えで建具4枚分の収納スペースです。
これだけ大きいと、キッチン周りの道具や食器類だけでなく、家事用のお掃除道具までも、スッキリ収納出来そうです。
背面収納3
写真は4枚の引違戸を全て閉めた状態です。
ホワイトのマット仕上げで、壁面と一体感になりスッキリしたリビングキッチンになります。
マットの表面材はメラミン化粧板で、硬く傷がつきにくいので、お手入れもしやすいです。

キッチン2
リビングが広いのでこんなに後ろからも撮影できます。
羨ましい広さ(笑)
背面収納2
写真は、引き戸が通るV溝のフロアレールです。
写真は2本溝のレールですがシングル、ダブル、トリプルと、3種類あります。
背面収納3
上部にもガイドレールを取り付けます。ガイドの中心が下のV型の溝の中心に来るように固定していきます。
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キッチン1
この写真は、キッチンの背面収納に4枚建ての引違い戸を製作します。5カ所の縦の間仕切り壁の前面に取りつける為、壁の内法寸法と、壁の厚みを正確に計測していきます。
後で、会社に戻り建具の割り上部の白い幕板の中に建具がうまく収まるか、奥行と高さも各所測ります。
写真の右奥が引き戸の手前になるように考えます。
引違との呼び方は、一番手前の建具が右に来る場合右手前と呼びます。今回も右手前の収まりになります。
左右、どちらが手前になるかによって、掘り込み引手の位置が決まります。
この現場のように、高さが2400を超える場合建具の反りが発生しやすくなることもお客様にもお伝えしておきます。表面材がメラミン材の樹脂製で水に強い素材を使用しても、木製建具の場合、骨にあたる心材は木質の為、接着材が乾燥、硬化する際、少し反りやねじれがでます。
ほとんど気にならない程度で落ち着くよう、工場で色々プレスの過程で対策を講じながら製作していきます。付け図面を作図するためです。
キッチン2
上部の白い幕板の中に建具がうまく収まるか、奥行と高さも各所測ります。
写真の右奥が引き戸の手前になるように考えます。
引違との呼び方は、一番手前の建具が右に来る場合右手前と呼びます。今回も右手前の収まりになります。
左右、どちらが手前になるかによって、掘り込み引手の位置が決まります。
この現場のように、高さが2400を超える場合建具の反りが発生しやすくなることもお客様にもお伝えしておきます。表面材がメラミン材の樹脂製で水に強い素材を使用しても、木製建具の場合、骨にあたる心材は木質の為、接着材が乾燥、硬化する際、少し反りやねじれがでます。
ほとんど気にならない程度で落ち着くよう、工場で色々プレスの過程で対策を講じながら製作していきます。
障子1
写真は和室の内障子が付く四方枠です、計測は巾2ヶ所、高さ3ヶ所を測ります。
障子2
内障子の鴨居と敷居の溝は、新築の住宅はほとんど、4*7分の溝です。
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施工事例
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キッチン1
この写真は、キッチンの背面に収納庫を作るため、造作にて収納棚用の間仕切り壁を作ってます。
今回はこの手前に3枚引違いの引戸をとりつけます。間仕切りの壁の位置は、事前に打ち合わせし、3枚の引き戸の重なり部が壁の中心にきているか採寸をして確認します。巾と高さを測って帰ります。建具の割り付けは、会社に戻って図面を書き正確な建具の割り付け図を書き、工場に送り指示します。工場図面をもとに建具を製作していきます。
キッチン2
これは上部の一番手前の建具が入り込む隙間です。
右手前の建具が右端に入り込むように作られてます。
このように、建具の採寸の際は、造作の作り方に、大工さんからのメツセージともいえる場所が沢山あります。採寸にお伺いした時は、造作は完成し、大工さんもいません。建具の収まりをどのように考えて、大工さんが作っているのか、想像力、推理力を働かせながら、現地調査をするのは、楽しいです
トイレ1
この写真は、トイレの収納の両開き扉を製作する場所です、
4方向の枠に被さるように建具を作ります。
トイレ2
両サイドの枠にスライド蝶番が取り付けられるか、詳細に測ります。
トイレ3
スライド蝶番の取り付けには、蝶番の種類が多いので、それなりの経験と知識が必要です。この場合、全カブセ19mmカブセを使い17mmだけかぶせるように計算し、ドアの寸法を決めました。
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マスコ木製紙貼り障子
障子は下部が破れている為、貼り替えをします。
障子紙は破れていなくても黄ばみや汚れが付着していきやすいです。4~5年に一度貼り替えされることををお薦めいたします。
障子2
写真の3枚引違障子も障子紙を貼り替えします。
リフォームをされて、今まで綺麗に使っていらしゃった障子も、周囲の壁紙や畳が新しくなると、障子紙の汚れが目立ってきます。
軸回し収納2
一見綺麗な襖ですが、軸回し襖が使いにくいので、両開き襖に作り替えをされます。
軸回し収納1
仏壇収納用の軸回し収納の襖です。内部の金具の調子も悪く動きも重く、出し入れしにくい感じです。
障子3
障子紙を貼り替えし、これから復旧と建付け調整をします。
障子のフレーム部の汚れも清掃しました。新調に近い美しさです。
DSC_3300
両開きの襖も新調。取り付け前に仮に合わせ、寸法の確認をしてます。
前回より明るい紙で下部に少し絵柄の入った襖紙にしました。単色の襖紙もシンプルで良いのすが、ほんの少し絵柄が入るだけでアクセントになり、お部屋全体が少し豪華な印象に仕上がると思います。
DSC_3312
内部の金物(マグネットキャッチ)も新しい物に交換しました。しっかり、くっつくように微調整いたします。
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折戸1
写真の4枚折戸は洋室の折戸で、内部は造作工事でクロス張り仕上げで出来てます。今回製作した折戸は両サイドの上下で軸受タイプで、上部にだけガイドのレールが取り付けてあります。
折戸2
下部のフローリングは洋室から貼り込んであり、下のレールが無い為、凸凹もないので、物の出し入れと床の掃除もしやすいとお客様からも好評です。
開放幅も広く使い勝手の良いクローゼットになりました。
3枚引込戸1
この写真は、リビングと洋室にかけての間仕切り用の3枚引込み戸です。下部の敷居にアルミのVレールを差し込み引き戸が走行します。
3枚の各扉のに縦に細長い窓があり、適度に採光もとれます。
3枚引込戸2
これは3枚全て解放した状態で、お部屋を広く使える設計です。Vレールをはめ込んだ敷居は、フローリングより段差が3㎜しかないため、ほとんどフラットに仕上がってます。
板バネ
鴨居の溝の中に見えているのは、弓型の板バネです。
これは、弓型の板ばねを付けて走行時の抵抗をつける事により、引戸を締める時、ブレーキが緩くかかるようになります。
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保育所1
ここは保育園の事務所から、園児のトイレに通じる通路の開口部に窓付きの片引き戸を製作して欲しいとのご依頼で現地調査にお伺いしてきました。
追加の工事の場合、引戸の上吊レールが取付できるかが問題で、この現場の間仕切り壁の中の構造を調べます。
この壁は軽量鉄骨の構造の為、マグネットで、軽量鉄骨の位置を調べて行きます。
内部のマグネットの反応する位置を調べました。
壁のサイドに持ち出すような上吊レールを取り付ける方式にきまりました。
保育所2
後は、開口部の高さと幅、引き込まれる壁の寸法を測ります。下部の巾木の飛び出しも調べます。
アウトセットタイプの金具と建具がうまく収まるような図面を書かなければいけません。
会社に戻り製作図面を作るのですが、現地調査の時には、ほとんど完成図のイメージが出来て無いと後に苦労します。
保育所3
保育園の職員の方の御希望の建具を、既設の建具を見ながら打ち合わせします。
そのため既設の建具も細かく寸法をひかえて行きます。
保育所4
移設の建具の上吊レールです。
これは、天井埋め込みで、ソフトクローズ機能付きでした。
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施工事例
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片引戸1
片引戸の木製本体(四方枠)が仕上がってきました。
スプルース材に自然塗料仕上げを施した建具に、これからガラスを取り付けします。
片引戸2
ガラスは、6mm厚のタペストリーで熱強化した透明ガラスです。タペストリーガラスは別名フロストガラスとも言います。フロストは薬品にて腐食させたもので、手垢が付きにくく汚れが拭き取りやすいのが特徴です。
さらに安全の為、裏面にも飛散防止用のフロスト調のフィルムを貼りました。
さらにガラスと木製枠の間には4角にクッション材を詰め、四方にシリコン樹脂を充填してます。
衝撃吸収の対策は、考えられることは全てやってみます。
ガラスを取り付けると全く見えない部分ではありますが、安全対策にいろんな工夫を考えながら製作し、納めてきます。

片引戸3
写真は完成した建具を取り付けした状態です。右側は1階の下がる階段です。
片引戸4
2階がリビングダイニングになってます。左が3階に上がる階段です。階段に窓があり光が入り込み明るく階段をてらしてます。
お客さまに確認していただき、動きも軽く、程よく柔らかい光が入る扉に満足していただき、喜んでいただきました。

戸当り
下部に床付け戸当りを取り付け、脱落防止の役割をしてます。

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施工事例
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階段1
2階リビング側から階段を見た写真です。
左は上り階段。右は下り階段です。この階段の壁に片引きガラス入りの建具を取り付けて欲しいとのご依頼です。
階段の幅で左右に動き片面ずつふさぐ形の建具です。
階段2
階段廻りの採寸をします。壁の厚み、開口部の幅、天井高さ、巾木の開口寸法など、結構細部にわたり寸法をとります。建具に使用するVレールや戸車、戸当たりなどの収まり方とかも現地で、ほとんどイメージしながら採寸作業をして行きます。
階段3
特に奥行関係は重要で、こまかく採寸します。
会社に帰って作図をするのですが、現地にて調査をするときは、建具の寸法はほぼ完成するような感じです。
作図した図面を基に、ガラスと金具の手配をします。
階段4
上部の天井から突き出た小さなステンレスの板が建具の
ガイドとなり引き戸に掘り込んだ溝を滑ります。
建具の左右の幅と、上部の金具との組み合わせがしっかりできているかとても重要な部分ですので慎重に寸法をひかえて行きます。
取付位置は、事前に打ち合わせした位置に大工さんが取付してあり、ほっとしました。
このように時間をかけて採寸をしたのは建具が大きいことと、ガラスも大きく重量もあるのでとても慎重に作図、製作依頼しました。。。。
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施工事例
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引出1
和室の引出収納が完成しましたので、納めてきました。
以前お伺いした時と現場の状況は一変し大変シックで、素敵なリビングルームの畳コーナーが完成しておりました。
引出2
まず最初に、開口部の内側の両サイドにクサビ形状のガイド材を接着します。建枠と床に接着剤を塗り固定します。
ガイド材の役割は重要で、出し入れするとき、左右の手振れを押さえながら収納するため、最後に左右の隙間がほぼ均一になります。
引出3
これは収納した引出です。
写真に写ってませんが、引出の内部ボックスはシナ材の合板、無塗装仕上げです。木材の呼吸、すなわち湿気の吸収と放出の為、引出の材料はシナの合板仕上げが多いです。
引出の奥行も80センチ以上あり、季節の衣類とか薄手の寝具戸とかも収納できますので片づくと喜んでいただきました。

和室収納1
写真は、現地調査の時の写真です。
この状況と比較して、よくこんなにきれいなお部屋が完成するとは、、(笑)
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和室収納1
リビングと和室タタミコーナーの下部のスペースに引出収納を製作してとのことで、現地調査にお伺いしてきました。
引出の開口部分は3ヶ所ありそれぞれ寸法を確認していきます。現場の状況はW寸法がバラバラで3ヶ所とも寸法の違う引出を作らなければなりません。
和室収納2
現場の状況は採寸可能なのですが、残材、資材が散乱してます。とりあえず、採寸する場所の片づけからスタートしました。今回のように建築中の現場に伺ったときは、他の業者さんの材料の移動や片づけや掃除から始める場合がよくあります。
和室収納3
開口部の巾、高さ、奥行、3方枠との収まり方とか、完成の引出をイメージしながら、必要ヶ所を測って行きます。
特に奥行は重要で、最終的に仕上がった引出の収まりが、飛び出したり、奥にへっこみすぎたりしない、絶妙な寸法で奥行を決めなければなりません。
和室収納4
引出の出入りをスムーズにするため、間口の両サイドにクサビ状の木材を取り付け、ガイド材にします、そのため、両サイドの建枠の奥行も測ります。
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施工事例