原田

columns
引出1
この現場は、リビングルームに面した、和室、タタミコーナの下部収納の製作です。
タタミコーナーにするため畳の上面が高さ350ほど床を上げている為下部のスペースの有効活用するため引出を製作させていただきました。
製作の前の現地調査と採寸をしました。
開口部の幅と高さ、奥行を測り、作図をします。
引出2
出来上がってきた引出を納める時に両サイドにクサビ状の木片を作り、内側の両サイドに貼り付けします。
この部材が引出の側面に当り引出が真っ直ぐに出入りするガイドの役目をします。
また、引出の左右の隙間も均一にそろえる役目もします。
引出3
引出の内箱はシナ材の合板せいで、内部の湿度の調整をするため無塗装とします。
木製の特性をいかした素材選びをします。
走行も滑らかな動きが確認できました。
引出4
引出収納の前面の引手は、飛び出しの少ない、掘り込み取っ手をつけました。
引出の前板部は周囲のクロスに合わせて、梨地調のホワイトのポリ合板にしました。
和室コーナーの畳コーナーは人気で最近よく作られます。

columns
施工事例
columns
パッキン1
この収納家具の扉についている、防虫パッキンが破損しているので、修理可能かを調査に行きました。
パッキン2
4枚の下部収納扉には、外観はほとんど傷も無く、開閉も異常ありません。
パッキン3
扉の内側に付けてある防虫召し合わせパッキンが経年劣化により破損してました。
防虫パッキンの交換の為、サイズを細かく採寸します。
通常ほとんど使用することの少ない部材も、最近はインターネットで比較的簡単にヒットしてくれるので、近似製品を入手して修理することが増えてます。
パッキン3
写真は6枚折戸の調整で、中央の2枚折戸が左右移動するようになってます。
長年の使用で、若干折戸が下がり気味になってるようです。
2枚一度に持ち上げて外し、修理をしますので2名体制になりそうです。
折戸3
折戸の内側にある上吊戸車のビスを調整することで、軽く動くようになりました。
折戸2
後は各折戸の隙間が揃うようにドライバーで上下、左右、微調整をして目地の幅が均一になるように調整します。
columns
施工事例
columns
収納1
キッチンの背面収納に3枚の引違戸を被せるように設置、製作するために現地調査にお伺いしてきました。
最近人気の対面式のキッチンのなかで、ペニンシュラキッチンです。半島型のキッチンの背面に調理器具を置きますが、3枚の大きな引違戸を取り付けることで完全に壁のように塞ぐためとてもキッチンがスッキリして見えます。
ちなみに、オープンキッチンや対面形キッチンとして人気のキッチンはアイランド(島)ペニシュラ(半島)の2タイプあります。写真のように壁寄りにコンロがあり部屋の中央側にシンクがある半島型のペニシュラキッチンがにんきです。それは両者のデメリットとなる油汚れの拡散が少し押えれるからでしょう。
背面の棚には多数の調理器具が広がって収納されますが、手前に3枚の大きな引違戸を付けることで壁のようになりキッチンがスッキリします。
収納2
現地の収納の内部の仕切り壁の厚み内法などを各所寸法を測っていきます。
収納3
上部天井から下がっている幕板の内側に建具を納めるため、間仕切り壁との間の寸法を採ります。
収納4
幕板の右側にも建具が入る設計なので、採寸します。
会社に戻り作図をして製作いたします。
columns
ケアハウス1
写真はケアハウスの居室フロアの廊下の写真です。
ケアハウス2
居室部の各戸入口の引き戸の写真です。対面にも部屋があります。この建具の製作にあたり、左右勝手の複雑さに気をつかいました。建具そのもののR・Lに加え、窓の樹脂版のザラザラ面と、押さえビスの方向も考えながら製作指示をしなければいけません。
ケアハウス3
多目的使用のトイレの引き戸です。建具の引手に加え、外部にの壁にもハンドルが設けられてます。
これは、車いす使用の人が車いすを静止して引き戸をあけるためだそうです。健常者には気がつかない配慮がケアハウスには各所にあります。
このようなお仕事を通じて、一般の住宅などのリフォームなどの時に活用できるよう、他の設備の使用方法なども勉強、吸収できるように心がけたいです。
ケアハウス4
これは、両開き収納の正面の写真です。
施錠の為の本締錠をつけます。
ケアハウス5
物入れ扉の片側、上下の木口にフランス落しをつけます。今回のフランス落しは、樹脂製です。とくに受金をプラスチックにすることで、ガタつきによる音鳴りの発生を防止します。
columns
施工事例
columns
老健1
写真の左はお風呂場に入る建具で、廊下から脱衣所に入る建具です。右側はトイレの引戸です。
窓は小窓でスリガラス調の樹脂せいの窓です。
老健2
風呂場の暖簾は、お風呂の表示がはっきりと解るようにのれんが後日付けられてました。
老健3
この部屋はリネン室と洗濯室のドアです。基本的に職員の出入りが多い部屋も大きな窓を付けた建具にします。
高齢者の多い施設には不慮の事故防止の為の配慮です。当然この窓の素材も透明のアクリル板製です。
施錠もしっかりできるのと、複雑なキープランの打ち合わせを綿密にします。
職員の使用とご利用者の鍵などの打ち合わせなどです。
老健4
写真は、通気の為のガラリ部材です。樹脂製山形ガラリに扉と同じ柄の木目フィルムを張ってます。
ガラリには片流れと山形があり、この写真の山形は両面同じ形状をしてます。片流れの場合裏面から足元が少し見える為、取付け方向に気をつけなければいけません。
このタイプのガラリはガラリ1本、1本木目フィルムを張ってから組み立てしますので、少し納期の余裕が必要です。
columns
連動1
廊下から多目的ホールにかけての間仕切り用引込戸を製作、取付してきました。この木製建具は、上吊式2枚連動引込戸です。窓はガラス部分が透明のアクリル板にしてます。ケアハウスは老人の通行と車いすが通行するので、ガラスは使用できません。アクリル板にすることで、軽量で破損の心配の少ない素材を選択しなければなりません。
連動2
この写真は個室の玄関ドアに当たる建具です。
ハンドルと鍵の収まりは、ほとんどの引戸に共通した仕上げになります。
車いすの使用が多いので、開口部や間仕切りのドアは大きく開きドアは職員が使う建具に限定されます。
連動3
押し壁の色と同じ木目のオレフィンシートで木製建具も製作しております。
連動4
手先に柱があり、2枚連動引戸が、柱に当たるように閉じます。普段は2枚の建具が壁の中に収納されています。
ケアハウスのような特別な使用方法の多い施設には特注の建具を製作します。特注の為、色、サイズ、窓の大きさなどご要望に合わせた形と機能ができるからです。
columns
施工事例
columns
戸襖1
前回のブログで紹介させていただきました、リビング、和室コーナーに引出以外に、戸襖と内障子も製作、納品してきましたので、続きのお話です。
この和室コーナには明り採りの小窓が2ヶ所あり、その内側に木製の引違い障子を製作しました。白木スプルース製です。
戸襖2
和室の戸襖の内側に襖紙を貼ります。
明るい色合いの優しい柄の襖紙を貼りました。
戸襖とは木製の建具で、リビング側の洋風の木目柄と反対の和室側に襖紙やクロスを貼り両面の仕上げが異なる建具です。和室から洋室の取り合い部分によく使用されます。
戸襖3
この建具により、リビング側と和室の空間を遮断し、異空間を楽しむことができます。
和室の中に小窓を2ヶ所設けていることで、閉鎖的にならず、明るく、居心地の良い和の空間を楽しむことが出来ると思います。
掘りごたつもあり、和室でほっこり出来ます。
戸襖4
写真は和室コーナーの建具を完全に閉めた状態です。
下部は前回紹介させていただきました、床下大型大容量の引出です。

columns
施工事例
columns
引出1
最近の新築住宅は、和室を作ることが少なくなってきております。ところが、今回の新築住宅の現場は、和室が無い代わりに、リビングルームの一角に和室、タタミコーナーを設けられました。タタミと掘りごたつ、この上げ床の下部のスペースに引出を製作しました。
引出2
引出の内部ボックスの素材はシナ合板の生地仕上げで出来てます。無塗装の素地仕上げのほうが、湿度の調整をしてくれるので、季節ものの寝具や衣類を収納するのに適してます。
正面の引出前板部の素材は、上部の引違戸の木目に合わせて前板を作ってます。
引出3
掘りこたつとイ草の香り。日本人なら憧れのほっこりくつろげる和室コーナーです~。(笑)
引出の前板に取りつけした引手は、畳に腰掛けた時、引出の取っ手が足に当らないように、手掛になった掘り込み引手を取り付けてます。
引出4
写真の3枚引違戸は、戸襖になっており、和室側は襖仕様で襖紙を貼ってます。この建具も当社で設計、製作しております。右側の引違戸襖も製作しました。
columns
施工事例
columns
病院1
今回製作した建具は、クリニックの玄関内の風除け室から待合い室にの取り合い部分の建具です。
木製フレームの上吊ハンガー引戸と固定のFIX建具です。

病院2
向かって左側が上吊ハンガー引き戸で、右側が固定建具です。ガラス部分は樹脂製のポリカーボネート性で中空タイプでタテのスリットのタイプです。中空の為軽量になり、建具全体が軽く動きます。
病院3
待合室側から外部を見た様子です。光りも沢山入り込み外の様子も程良く見えていい感じです。
中空ポリカは今回6mmを使用しました。空気層がある為エアコンの効きも良いとのことです。
病院4
外部から中の待ち合いの様子が見えクリニックの患者さんの人影程度が見え、混み具合も良く解りそうです。
中空ポリカ板はクリアタイプ以外に、クリアにフロスト加工をしたタイプや、ブロンズ色もあります。
今回使用したのはAGCのツインカーボです。
軽量で保温性もありますので使い勝手の良い商品です。ただ一般的にはほとんど知られてないのが少し残念です。
積極的にご提案させていただこうと思います。
columns
DSC_3042
写真は先日納めてきました、マンションのリビングから洋室にかけての取合い部の3枚引込み戸です。
ホワイト系の木目オレフィンシートを使用した建具です。オレフィンシートは従来の塩ビ系のフィルムが延焼した時に有毒ガスを発生するので、代用品として開発されたフィルムです。それに建具の基材や芯材もホルムアルデヒドの発生を抑えたF4(☆☆☆☆)フォースターの基準を通過する性能の材料を使用しなければいけません。

アンダーカット
引戸の下部のスリットは、20mmの高さの通風用の隙間を設けてます。
これは通風口を設けることで、換気が良くなり結露防止に役立ちます。

折戸1
写真は4枚折戸です。
折戸2
ガイドレールは上部レールを滑る形で、下部のレールはありません。下部のレールが無いことで、物の出し入れがしやすく、床の掃除もしやすくなります。
折戸3
写真は、クローゼット内側からの写真です。下部の折戸の吊元を支えている軸受金具です。
columns
施工事例
columns
DSC_3275
今回の現場は、和室の押入れコーナーに両開きのフラッシュ戸を製作し取付けしてきました。
押入れ2
表面材はポリ合板の梨地調のホワイト色です。周囲のクロスと色調が合うように梨地調を選ばれました。
押入れが襖では出来ないシンプルな建具の仕上げになります。
押入れ3
丁番は全カブセのスライド蝶番です。スライド蝶番は建付け調整がしやすく建具の目地を合わせやすいのでよく使用します。
押入れ4
取り付け完成しました。
小さめのツマミにし、シンプルな収まりの扉が完成しました。
和室の押し入れがシンプルな収まりになり、壁面と調和し一体化した収まりにになりました。
表面材の色の選び方でさまざまな扉が出来ます。色の豊富なポリ合板は、お手入れもしやすく、濡れた雑巾で定期的に拭き掃除されることでいつまでも美しいお部屋が保たれます。
表面材としてはお薦めの素材です。
DSC_3276
戸当りは今回上部にマグネットキャッチをつけました。
現地に戸当たりのひも材がある場合いは、マグネットなしでスライド蝶番のバネ機能付きにする場合もあります。

columns
施工事例
columns
ミラー用建具1
収納扉の写真です。
今回の扉は扉の正面の全面に5mmのクリアミラーを貼ります。そのため正面はべニア下地のままです。この下地にミラーマット(5mm厚のスポンジ付きの両面テープ)とコーキングで鏡をしっかり固定します。
ミラーマットで固定し、シリコンが硬化するとがっちりと接着されます。
ミラー用建具2
扉の裏面にスライド蝶番の穴加工をします。
鏡の重量も考慮し蝶番の数量も増やします。
収納側(内側)は見える為、ホワイトのポリ合板仕上げです。
ミラー用建具3
扉の正面の4方の部材は内側にコーキングとミラーマットを貼る為ののりしろになります。この段差とミラーマットの5mmを合わすことによって、最後に鏡を張り付けた時に、ひずみが無い鏡付きの扉になります。
ミラー用建具4
扉の裏面に加工したスライド蝶番の穴です。穴あけの左右の位置は、扉の厚みにより決まります。
ミラー張りの建具を取り付けした写真が無いのは、この現場は、現在お住まいのところで、お部屋の中が全面に写り込んでしまう為、取付した写真はありません。
製品的にはとても素敵な収納扉が完成し、お客様も喜んでいただきました。
columns
施工事例
columns
家具パネル1
既存の特注オーディオキャビネットのスピーカー収納部に嵌め殺しパネルを製作、取付けしてきました。
ケンドン式のパネルは少し上下を削り合わせします。
家具パネル2
微調整して取付け終了です。
引手は手前に引き戸が来るため、飛び出す引手は付けられません。そこで、木製障子に使う白木無垢の掘り込み引手を左右に付けました。後で全体を着色するので白いのは影響ありません。
DSC_3356
既設のキャビネットの木目を合わすため、右の引き戸をサンプルとして1度お預かりして木目の近い樹木を探しました。
樹木の種類はニヤトーと思われます。南洋桜の種類で、2~30年に家具の表面材として人気の樹木でした。
近年はほとんど流通してないので探すのに苦労しました。
パネルは素地の状態なので色合わせしながら、全体を塗装します。木目の状態はぴったり合っています。塗装して完成すると素晴らしいオーデオキャビネットが完成しそうです。
家具パネル4
キャビネットの全体です。バックに間接照明をもうけ、さらに素晴らしい家具になりそうです。
columns
施工事例
columns
トイレ1
今回は、以前現地調査に行き、採寸、製作図面を作図、工場指示。製作をした建具を納めに行ってきました。
現場は工場のトイレの片開きドアがかなり傷んできて、交換時期に来ているドアです。
トイレ2
現状の片開きドアは、下部の化粧合板は捲れてきており、芯材も腐ってきている状態でした。
これぐらい長くお使いになれば、そろそろ交換してもいいのでは、って思うくらい年期が入った建具でした。
トイレ3
表示付のレバーハンドルもアルミが腐食している状態です。
丁番、レバーハンドルの施錠も掛かりにくく、不便な状態です。
汚れや、傷もひどく、そうとうです。
ちょっと、出入りしにくい雰囲気満載って感じです。
トイレ4
これは、新調したドアと新しいレバーハンドルです。
新品のハンドルが輝いてます。
表示と施錠、開閉を何度かして微調整をし、取付け完了です。
やはり新調の建具は清潔感もあり、美しいです。
トイレ5
写真は新調した建具です。
真っ白の建具が輝いて見えます。
同時に、便器と衛生陶器、壁面クロスも貼り替えされ、さらに清潔感のあるトイレが完成しました。
columns
施工事例
columns
トイレ収納2
先日、現地調査と採寸にお伺いしましたトイレの収納扉が仕上がりました。スライド蝶番を取り付け、造作枠にとりつけします。ボックス本体の代わりに、造作にて仕上げるため、経費のカットにより、ローコストの家具が出来ます。
特注サイズの扉も、開口部の幅と高さを測るだけで簡単に製作指示が出来ます。

トイレ収納3
採寸時にスライド蝶番の取り付け位置も、おおよその位置が確認できれば、扉の蝶番の加工高さも若干の融通がききます。

トイレ収納4
まず片方の扉を吊り込みます。開閉時に左の壁に擦らないか確認します。
高さも扉を開いた時に、天井をこすらないか確認しながら少し下げます。
トイレ収納1
右の扉も取り付けます。両方の扉がぶつからないようにスライド蝶番の調整ビスを回し、微調整します。
スライド蝶番には3つの調整ビスがあり、前後、左右、上下に微調整が出来ます。この調整ビスがあることにより、3次元の立体的な扉調整ができます。
トイレ収納5
最後に扉の中央の目地幅を揃えながら、開閉時に擦らないように微調整します。
columns
施工事例