原田

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台風1
9月の台風被害の影響が11月の末になろうとしておりますが、私の犬のお散歩コースの中之島も復旧が遅れてまだこのような状況になっております。
公園の堤防から野球場を見渡した光景です。
台風2
広大な公園のあらゆる場所の樹木が倒れ、野球場や西側のテニスコートもまだ営業できない状況です。
当社にも住宅の屋根やバルコニーの修理依頼が殺到し、現在も工事修理に営業も、工事担当も毎日走り回っており、お客様にもお待ちいただいております。順次工事に回っております。
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台風3
11月になってもまだ通行止めの区画があり、オリオンもなぜか、さみしい感じがいたします。
小枝1
公園の樹木は廃棄処分されるということで、焼却処分される樹木がかわいそうな気がいたします。
そこで、管理事務所の許可を頂き、小枝を数本いただき、犬のご飯のテーブルの足に再利用することにいたしました。小枝の樹木の種類はバラバラで、カエデ、桜、どんぐりの木(クヌギか樫?)を足にしました。
トレーの部分はそうめんの空き箱(桐製)を使いました。
小枝2
オリオンのテーブルの正面です。高さは大型犬(ラブラドールレトリバー)の為、高い足にしました。
一応フルオーダー(笑)のテーブルの為、高さピッタリサイズに仕上がり、毎日楽な姿勢でごはんを食べてます。
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施工事例
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キッチン1
写真のキッチン背面の収納の扉を閉じた状態です。
ホワイト鏡面の清潔感のある収納です。
メラミンの表面材は熱にも強く、汚れもほとんどの洗剤にも強く溶けたり、変色もしにくい素材です。
調味料や油汚れも落としやすい素材なので、長年にわたり美しい状態をキープいたしますので、このような場所での扉や壁面などに使用するのにふさわしい素材といえます。
キッチン2
写真は、収納の右側を開いた状態です。
引戸の巾約900高さ2400の天井いっぱいの収納庫ですす。収納量はかなりのもので、平均的な家庭のキッチン周りの用具類や食器にいたるまで、ほとんど収納できると好評です。
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キッチン3
上部のアルミガイド材です。建具の鴨居の溝に相当する部材です。
キッチン4
床のフロアレールです。定期的にレール溝の拭き掃除をおすめいたします。いつまでも滑らかな走行をしてくれます。
3本の連装式なので埃がたまりにくいので、お手入れも楽です。
キッチン5
右下の端部にライトグレーの戸当りを付けてます。
角が丸くなったゴム製で足に優しいです。
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ケヤキ1
お持込いただきました折戸のほぞ組みの写真です。
写真では小さくてわかりにくいですが、ほぞの貫通した部分に小さな木片が見えます。これは、ほぞに差し込んだ後、クサビが打ち込まれてます。クサビで強固にする技法は、接着剤や釘などをつかわないで、材料の木材が伐採されてから長い年月をかけて硬く締っていく木の性質を利用していることが、伺えます。このほぞ組みとクサビの組み合わせは、ヨーロッパの高級家具の椅子のホゾにも用いられて、地獄ホゾとも言われ、その接合部の強固さがうかがえます。
金具2
この金具は、鉄製で折戸の軸受蝶番です。鉄製のプレートが完全に引きちぎれてます。台風の威力の恐ろしさがうかがえます。
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ケヤキ5
四方框の内側の鏡板と言われる部分です。
ここの木材も欅(ケヤキ)材の無垢で、三角の洗濯板のような、形状に掘り込まれてます。
欅材は街路樹によく見かける落葉樹ですが、硬い木材で耐久性もあるため、寺院などの柱などにも使われてます。

DSC_2367
写真は下部の落し金具で、古い手造り金具のようです。
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施工事例
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ケヤキ折戸1
9月の台風の影響で各地いろんな被害があり、色々な相談をお受けしております。そんな中、今回はお寺の折戸が風であおられ、吹き飛ばされたということで、お持込みされました。古い折戸で細工も凝っており、高価な木材で出来てます。
ケヤキ折戸2
折戸の軸受丁番の縦框部分が大きく破損してます。
材質はケヤキの無垢材です。
破損部に負担がかかる場所なので、タテ框を入れ替えるか、新しく新調するのか、高価な材料を使用されている為、慎重に調べていく必要があります。
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ケヤキ3
丁番にあたる軸受部の金具の写真です。
この軸受蝶番は現在製作しているメーカーを見つけるのはなかなか難しそうです。棒材の部分は引きちぎられている為、溶接をし直すと、強度的にも弱そうです。
今回の修理依頼はかなり手ごわいです。
ケヤキ5
写真は裏面の状態です。裏面にも欅の無垢材をはめ込んであります。手の凝った細工が各所にみられます。
右下の鉄製の金具は、現在のフランス落しの機能金具いです。加治屋が作ったような質感があり、とても強固な造りなのがわかります。
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目地入り建具2
センタードアの全体図です。上下のガラス窓の比率に気を使いました。ガラスの両サイドに縦に2本の目地を入れてます。1枚の細ガラスにすることも可能です。ドアの強度のことを考慮すると上下の框の幅はある程度必要です。
目地入り建具1
廊下からリビングにかけた片開きドアの窓の写真です。
上下に2か所の窓があります。その両サイドに樹脂製の底目地を埋め込んで、アクセントにしてます。以前の底目地は水性ペンキが多かったのですが、最近は樹脂製の目地材にサイズと色が豊富にありますので、樹脂製の目地棒が主流になってます。
他にも金属系のモノもあり、派手目のドアにすることも出来、デザインは無限にすることが出来ます。
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目地入り建具3
写真は洗面室の上部明かり窓付きの片引き戸です。
明かり窓のガラスはカスミにしてました。
目地入り建具4
洗面室の鍵は表示錠が付いてます。
アクセントに目地をここにもいれてます。
ここのマンションのドアは全て目地入りにして、統一感をもたせてます。
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施工事例
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引出1
リビングに隣接した和室タタミコーナーの下部引出収納の採寸に行って来ました。引出のW・H・奥行を測って帰り、製作図を作図。家具の工場に図面を送り製作します。
寸法が左右数mm違いますので、隙間を微妙に修正します。
引出2
引出の内部は塗装無しのシナ合板の生地仕上げです。生地仕上げにする理由は、内部の湿気をある程度吸湿・放出するためです。引出の引手も今回搔き込み式になっており、引出の換気の為にも良いと思います。
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引出3
引出のかきこみ部の拡大です。
換気の為と引出易さでは、には、大きい方が良いのですが、あまり大きすぎると、埃が入り易くなるため、ころ合いが微妙に難しいです。引出の前板部分の木口はメラミン材を貼り木口の強度を強くして耐久性を良くしてます。
引出4
開口寸法の隙間が左右と上部の3方向が揃うように、引出の内部にガイド材をとりつけしてます。
それと引出のコマの部分は、ソフトウレタンのコマを使用し、音鳴りを抑えるのと、フローリングの傷を出来るだけ少なくなるように、考えてます。
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施工事例
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間仕切引戸1
この写真の建具は2階のリビングにあり、2階から3階の階段に取付した間仕切り引き戸です。一番左の建具の奥は収納庫になってます。
特注建具の為、自由な用途にお答えできます。
間仕切引戸2
階段の際にある引き戸で、上吊タイプでソフトクローズ機能付きになってます。ソフトクローズ機能のメリットは、引き戸を締める時、残り5センチあたりで一旦ブレーキが働き静かにゆっくり引き込むように閉まる為、指詰め防止になります。
マグネットガイド材
引き戸の下にガイドのVレールを取り付けすると引っ掛かり、ツマズキやすい為、ハンガーの引き戸にしてます。その際下部ガイドの飛び出しが邪魔になる為、床に埋め込みタイプののマグネット式のガイド材を使用しました。引き戸の下部に強力なマグネット付きのレールをはめ込んでいるため、建具が走行するたびに、埋め込みのガイドピンを引き上げる構造になってます。
引違ハンガー
写真は、キッチンの3枚引違戸です。この引き戸も上吊ハンガー式で、基本的に床埋め込みガイド仕様になってます。
床のマグネットに、鉄類をひきつけますので、ホッチキスの針などがくっついたりすることがありますので、定期的に点検とガイドの掃除が必要になります。
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施工事例
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収納1
この写真は、2階吹き抜けのロフト部屋の大型収納庫に幅広の両開き扉を製作、納めてきました。写真は、製作前の採寸の為、現地調査にお伺いした時の状況です。
収納2
両開き扉が仕上がり、取り付けしました。
表面は全面クロス貼りで、木口もクロス巻き込みタイプです。周辺の壁と天井と同じクロスはりです。
収納3
仕上げは、クロス張りの為全体と上手く調和しています。
収納4
このような大型扉には縦に4個から5個のスライド蝶番を取り付けします。スライド蝶番はドライバー1本で建付け調整が出来るため、取付後の目地合わせや、建付けつけ調整できますので、とても重宝します。
スライド蝶番の種類は、全カブセ、半かぶせ、インセットタイプと大きく分けて3種類あります。今回は全カブセとタイプを使用しました。現場の収まりによって使い分けします。
収納5
扉の下部が少し下げた状態の収まりにしている為、手掛かりになってます。
このような状況の建具には取手などを付けない方がシンプルなお部屋になります。
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施工事例
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障子2
この障子はヨコ組子だけのデザインの障子です。1ヶ所だけ引手を組子の縦格子を引手にしたデザインの障子です。
障子1
引手部分に指先が当たって紙に穴を開けてしまいそうなので、ワーロンタフトップを張ることを提案しました。
タフトップの強度は、普通のレーヨン紙に比べて4倍の強度があり、指で押したぐらいでは、簡単に穴があきません。
ただ、開閉の時、縦の組子に力が加わり紙にも付加がかかる為、頻繁に開閉する場所には、このようなデザインの引手はあまりお勧めはできません。
障子3
このデザインの障子は、組子が縦格子だけです。
縦格子の並び方にリズムをつけた並び方にしてます。
シンプルで埃のたまりにくいデザインでオシャレな地窓の障子が出来ました。
障子4
縦の組子のみのデザインで2本と1本を交互に並べただけですが、シンプルでちょっと斬新な印象です。
タテだけの組子のデザインですが、背の高い障子の場合、左右のたわみが起こりやすいため、横の組子数本入れるとたわみが安定します。
新しいデザインにチャレンジしますと問題点が出たりします。材料の特性など、慎重によく考えなければなりません。
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障子5
本丈の引違障子です。
施工事例
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収納1
このブログでも何度かご紹介させていただいてます、キッチンの背面3枚引違収納の現場です。
写真は、現場採寸にお伺いした時の現場の状況です。
クロス仕上げの前の段階で現場確認と内部の壁の状況とかを寸法を取って帰ります。会社に戻って作図をします。オーダーメイドの建具を製作するため、毎回製作図面を書きます。
収納量も扉の大きさも各家庭のニーズにお応えするため、ひと現場、ひと現場設計いたします。
収納2
肝心の収納扉は左に開いた開放状態の写真です。
モデルルームになっている為、コーディネートされ、すばらしいキッチンになりました。
流石プロのお仕事ですね。
収納扉の表面材は、今回メラミン材のホワイト鏡面仕上げです。メラミン化粧板は硬く、傷つきにくく、汚れも落としやすいので、おすすめの素材です。
カラーバリエーションも豊富なので、色選びが楽しくなります。
収納3
写真は、左から見た収納の内部の写真です。
収納4
収納内部を綺麗に飾り付けられ、内部の写真ばかり撮影してしまいました。
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施工事例
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会社ドア1
写真はトイレの片開ドアです。ドアの上部は特注アクリル棒を差し込んだ明かり窓になってます。
設計士さんのこだわりのデザインで、固定方法に色々苦労しましたが、スリガラス調の透明フィルムを張り付けた、オシャレなアクセントのドアになりました。
会社ドア2
このドアは更衣室の上吊ハンガードアで、大型丸棒ハンドルが付き車いす仕様でも対応してます。戸尻と手先はソフトクローズ付きの戸車で指詰め機能にも対応してます。
最近の建具金物も機能が進化しています。コンパクトの機能が充実、新機能の金具に対応できるよう、アンテナを広げて設計するように心がけてます。
会社ドア3
この引き戸はアクリル窓付きで、喫煙コーナーのハンガーゴアです。会社の部屋の機能は多様なので、作図も1枚、1枚作成します。
他にも、親子開き戸、上吊引違戸、収納用両開き戸なども製作、納めてきました。
会社ドア4
写真はソフトクローズ機能付きの上吊戸車とレールです。
外観はよく似ていますが、ソフトクローズ機能や前後、上下の調整が出来、建具の建付けがスピーディーに出来ます。
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施工事例
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マンション1
新築賃貸マンションに木製建具を納めてきました。
写真の左側はリビングの収納で2枚折戸の建具を製作、納品してきました。右側は、廊下からリビングにかけての片開きセンタードアです。ダークカラーの木目柄がシックなインテリアに調和してます。
マンション2
収納の折戸は、軸吊金物の為、床のレールが無いため、掃除などがしやすい仕様になってます。
マンション3
トイレの片開きドアの金具は表示錠タイプです。
レバーハンドルや金具の色や形状は他のデザインも沢山あります。
マンション4
トイレの表示錠の内側はサムターンタイプです。
マンション5
トイレの明かり窓です。入室の表示の為の明かりが取り込み光ります。取付位置に決まりはありませんが、今回レバーハンドルと同じ左右のよりは51mmにしてます。
明かりスコープの取付位置はお好みでドアの中心にする場合もあります。シルバー色以外に茶系、ベージュ系など色の種類がありますので、カタログの中から色々お選びいただけます。通常ドアの色は建具枠に合わせることが多いのですが、
ドアの表面材の色は、サンプル帳が多数あります。オーダーの建具なのでお好みの色やデザインが自由に出来るのも楽しいと思います。
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施工事例
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DSC_2278
和室の戸襖の製作、納めてきました。写真はリビング側から見た3枚引込戸襖です。
開口部分と戸袋の割り付け計算を、現地調査の時に確認します。3枚全開した時に建具3枚が地袋にピッタリ合うか確認します。

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左の既製品ドアに、出来るだけ近い木目の柄の表面材を提案させてもらいます。
この3枚引込戸襖は、戸袋にピッタリ収まりました。大工さんの計算通りです。
和室3
3枚引込戸襖の和室から見た写真です。他の襖の縁とクロスの色を合わせます。縁はカシュ―黒です。
襖の縁は一般的にカシュ―黒か白木スプルースが人気ですが、他にもたくさん種類があります。サンプルもございますのでご覧いただけますので、お気軽にお声かけください。
障子4
地窓の紙貼り障子も製作してきました。
障子のデザインは標準的な横シゲ、吹き寄せ組子仕様です。
白木スプルースが人気の木材です。
通常引手の高さはアルミサッシのクレセントに合わせますが。今回の地窓の場合、組子の中心位置につけました。
使い勝手と、デザインのバランスが微妙に左右します。
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施工事例
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居酒屋ドア1
今回の現地調査のご依頼は、当社の近所の居酒屋が、台風21号の風害で玄関ドアの調査以来です。
現地に行くと玄関周り全体が傷んでいました。
居酒屋2
ドアのガラスは飛来物で破損して、仮にコンパネ張りになってます。現状のドアと開口部等を細かく採寸します。
新たに玄関ドアを製作することになりそうです。
居酒屋3
元々雨のかかる場所のドアで、下部は表面のべニアがボロボロに穴が開いてました。
次回、新調のドアにはステンレスプレートのけり板を取り付けされる提案をさせていただきました。
DSC_2344
現状のシリンダー錠のバックセットは35mmで、手の回転時、使い勝手が悪そうです。バックセット51mm又は64mmをお薦めしました。
木製強化木の棒ハンドルは塗装して再利用します。現状の使えそうな部品は知恵を絞って使用。コストダウンもご提案させてもらいます。
居酒屋5
現状のストライクの位置に新しいシリンダー錠が来るようにあわせます。スロライクの位置も細かく採寸してかえりました。
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施工事例
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ケヤキ折戸1
今年の9月4日の台風21号の影響で、関西は多くの被害を受けられたました。
そんな中、当社にもたくさんの修理依頼がきております。
写真は、豊中のお寺の本堂に取り付けられていた折戸の修理依頼です。素材を確認しますと、欅製無垢の折戸です。台風の強風で吊元軸金物が引きちぎられておりました。
ケヤキ折戸2
タテ框の吊元部分が裂けておりました。折戸が強風に押され、瞬間的に解放、急激な強い力が加わったような破損の状況です。
元々ケヤキ材は強固で腐食などにも強く、寺院建築などにもよく使われる木材です。
ケヤキ材で有名なのは、清水寺の舞台などにも樹齢300年の材料が使われてます。
折戸3
折戸の軸受鉄製の金物も破損してました。
近年通常の折戸金具としては特殊な金物です。インターネットんなどで検索していますが、同様の金物はなかなか出てきません。おそらく、加治屋さんが手造りしたものと思われます。
折戸4
框のほぞ組部分にクサビが打ち込んであることに気付きました。ほぞ組みオンの先に切れ目を入れ、そこにクサビを打ち込みより強固になるようにする技法です。
高級家具の椅子のほぞ組みなどにも施される組み方です。
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施工事例