7枚建ての引戸は割り付けとても複雑になるため壁の採寸は1か所、1か所、いつもより慎重に進めます。
原田
2019年09月27日
columns
今回の現場採寸はキッチンの7枚建ての背面収納を製作する為、現地の状況の確認にお伺いしてきました。
一番左の建具は洗面室の入り口になるので、建具の収まり方を創造しながら採寸をしていきます。
会社に戻り、建具の製作図面を作るのですが、あらかじめ概算の寸法で収まるかをチェックしながら採寸作業を進めます。
上部の幕板のスペースもきっちり寸法を測ります。
段ボールに包まれて見えにくいですが、茶色の木目柄のキッチンが少しみえます。
建具の色もこのキッチンと同じ柄のメラミン材で製作します。
このようにメラミン材の表面材は種類も豊富なのでいろんな組み合わせをすることが可能です。
室内のリビング側からの写真です。引き抜けのリビングで大きな足場がまだ組まれてます。
なんとも広いお部屋なので、思わず全景も写真に収めてしまいました。
2019年09月26日
columns
キッチンの背面収納の3枚引き違い戸が出来上がってきました。
今回の柄はスレート石調のメラミン化粧板です。
ちょっとアクセントの強い柄ですが、取り付けすると明るめのグレーなので、お部屋の雰囲気がモダンな雰囲気になりました。
金具はいつも使っている3本溝のアルミフロアレールです。
Ⅴ型の溝を走行するレールですが、厚みが3㎜と薄いため、踏んでもあまり気にならないレールです。
床材が仕上がった場所には、このレールが最適です。
レールの右端にはグレーのゴム戸当たりを付けます。
これは建具が右に脱線するのを防ぐためです。
写真は上部のガイドレールです。
建具の隙間を適度に調整しながら取り付けます。
写真はメラミンの柄のアップです。
スレート石長にも、コンクリート打ち放しとも見える柄です。
キッチンのアクセントカラーとしては大胆な柄ですが、
取り付ける取り付けるととても素敵なキッチンになりました。
完成したキッチンの背面収納の全体です。
他の業者さんの段ボールが写っているのは少し残念ですが、
全体に明るく使いやすいキッチンが完成しました。
2019年09月26日
columns
今回も、キッチンの背面に取り付ける、3枚引違い戸を製作する為、現場調査に伺ってきました。
現場の状態は、あとクロスを張れば建具を取り付けられる状態まで進んでおりました。
各所間仕切壁の内法寸法と壁の厚みを測り、高さをはかりました。
この採寸を持ち帰り建具の割り付けと製作図面を作ります。
左の下部の巾木が張られてないのは、引戸が3枚収まるようにするためです。
右下の壁と巾木の状態も確認しました。
壁の正面には巾木が張られてません。事前打ち合わせ通りの出来上がりです。
上部の幕板とガイドレールが収まるスペースです。
ここも完ぺきに仕上がってました。
バッチリ収まりそうです。
天井部の幕板部です。手前の建具1枚が収まるスペースです。この天井部にアルミのガイドレールを取り付けします。
この大工さんはこのパターンの収まり方を何度も経験されているようで、完成度たかいです。
これから製作するうえで安心できる、仕上がりです。
このように現地の大工さんとの連携がとても大切です。
2019年09月25日
columns
キッチンとリビングのあいだのローカウンターの収納スペースに引違い戸を製作するため採寸、製作、取り付けをしてきました。この収納には事前打ち合わせで3方枠とフロアがしがる前に寸法を決め、打ち合わせにて建具の寸法をきめました。制作にかかる前に少し余裕がありましたので、もう一度に伺い、三方枠の内法寸法の確認をしてます。
床はアルミのフロアレールを取り付けⅤ字型のレールに戸車が転がるタイプです。
建具の上部は溝があり、アルミのガイドレールに沿って走行します。
ガイドレールの中心の寸法は下部のフロアレールの中心に来るように取り付けします。
下部のフロアレールの厚みは3mmの高さです。段差が少ないので収納物の出し入れも比較的に邪魔になりにくい高さです。
表面材は、室内の既製品の建具に色合わせします。
既製品の色、柄はメーカ各社のオリジナルのため、化粧合板メーカーのサンプル帳からを近似色の合板をえらびます。
取り付け完成しました。
走行テストを繰り返し、完了です。
2019年09月24日
columns
今回は、車両工場の中にある事務所の収納庫に折戸を製作、取り付けしてきました。
写真は12枚折戸で、上吊り式のフリー折戸です。
巾の広い折戸の場合軸吊折戸よりも開口幅を広く使えるフリー折戸の方が使い勝手がいいです。
最近のフリー折戸の吊り戸車は建具側とレール側が分割しているため、折戸の着脱が差し込むだけで、作業効率が優れています。高さの微調整もドライバー1本でできます。
建付けが狂ってきても素人の方でもできるようになってます。
下部のガイドレールも簡単に操作できます。
レールの上部に少しつばがあり床材のタイルカーペットを差し込めるようになってます。レールの段差は2mm程度でほとんど気にならないと思われます。
折戸の引手は掘り込み式で、手掛かり式にしました。
仕上げはステンレスのヘアライン仕上げの引手にしました。
場所柄、油汚れが付くことも想定し、引手も拭き取りやすい仕上げにしてます。
折戸の建具の表面材もメラミン材の仕上げにしてます。
メラミンの表面材は固く傷がつきにくい樹脂で、汚れ落としも、家庭用のほとんどのが使用でき、長期的にも美観が保たれます。
2019年09月21日
columns
写真はトイレの横の階段下のデッドスペースの有効利用をするため、事前に打ち合わせした引戸の枠の仕上がり状態を確認しにきました。
現場は、トイレの便器が取り付けしてあるため、採寸だけでもひと苦労です。(笑)
右の白い枠は引き戸の手先部になるタテワクです。高さと奥行を測ります。
左の白い枠は帆立の枠です。
階段の下部のデッドスペースはやはり狭いです。
でも、こんな狭いスペースでも有効に使えるようにと設計士さんが考えてます。
それにしても、内部のクロス張は完ぺきに完成してました。
どのようにして施工されたのか、ちょっと驚きです。
上部の白い枠は戸尻になるタテ枠です。引き戸が収まる、寸法になってました。
次回、引き戸が完成しスムーズな施工ができるように、レールなどの金具や建具の寸法を慎重に決めなければなりません。間違いがないようにこのような小さな建具も作図をして収まり方検討します。
正確な採寸と作図はどんな建具にも必要な作業です。
2019年09月20日
columns
トイレの吊戸棚の前に両開き扉を製作するため、現場採寸に行って来ました。両側にある側板にスライド丁番を固定して扉を取り付けします。
側板の厚みとか収まり方をイメージしながら採寸していきます。
扉が完成しましたので取り付けます。
扉には引手をつけないので本体より高さを20mm大きく製作しました。
天井との隙間も扉を開けたとき天井に擦らないように少し隙間を空けてとりつけしていきます。
スライド丁番は吊元の座金の構造が優れていて、前後、左右、上下の微調整ができる丁番で、最終の目地合わせや立て付け調整がプラスドライバーだけで微調整が比較的簡単に
出来ます。
この丁番はキッチンや家具など多種にわたってしようされてます。少し慣れれば、素人の方でも十分に調整ができますので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
扉の微調整をし立て付け調整ができました。完成です。
最後に本体の下部小口部に透明のゴムの緩衝材を貼り付けます。
2019年08月31日
columns
今回は、社宅のリフォーム、取引先の工務店からのご依頼の現場です。和室の襖の張替工事を終え、仕上がった襖を収めてきました。
張替前の写真が無いのですが、以前の襖は、破れと黄ばみがありました。
襖の紙は下部に花柄がある襖紙を選んでいただきました。
淡い色の小花がかわいらしいです。
襖の張替の場合、周辺の襖縁の小さな傷がたくさんありましたが補修と着色、それに丁寧に拭き掃除をします。
引手も汚れ落としをしますので、ほとんど新調の襖のようになるので、お客様は、いつも喜んでいただきます。
当社の職人にもそのことを伝えます。
職人さんのモチベーションを上げることも、私たちの大切な業務だと考えております。
小さな地袋は花柄の無い同色の紙を使用しました。
柄物の紙の場合、ガラにはそれぞれリピートがあるので、
選ばれた紙によって、臨機応変に柄を使うか、使わないかを判断します。
押入れの上部にも天袋タイプの引き違い襖があります。
この場合も無地の紙を使用します。
柄入りの紙の場合、なるべく柄の使用を控えるほうが、上品な部屋に仕上がります。
障子も障子紙を張替して、収めてきました。
お部屋全体が明るくなります。
2019年08月30日
columns
今回はキッチンの背面収納を製作しましたので、搬入、取り付けに行ってきました。
現場はクロス、フローリング、美装まで終わってましたので、商品の置き場所の確保から始めます。
この日は、別の業者さんが洗面化粧台の取り付けをされてました。別業者の職人さんに挨拶をし、当社の作業内容の説明を簡単にします。お互いに効率よく作業を進めるための大切なコミニケションです。
洗面化粧台の職人さんが用意してくれたスペースに、扉の仮置きスペースの確保と床養生のため、毛布を引き、養生をします。
写真の左奥。キッチンの左の背面収納に3枚引き違い戸を取り付けいたします。
手前リビングの右奥に和室があります。この入り口の2枚引込み戸があり、この建具もキッチンの背面と同じ表面材の建具が来ます。この家の室内用木製建具はすべて、ホワイトのマット仕上げで統一されてます。
キッチンの収納建具の取り付けが終わると、同仕上げの和室の2枚引き込み戸を取り付けします。
2019年08月30日
columns
昨年の9月の台風で北摂地域にも沢山の被害があり、現在もその影響がまだまだ残っています。今回は吹田市の小学校の倉庫のスチールドアの破損で修理にお伺いしてきました。
写真は台風の風の影響でスチールドアが吹き飛び丁番が曲がってしまい、交換と調整をしました。
これはドアの上部に取り付けるストッパーです。ドアを90度で仮に固定する金物です。この金物も歪んでしまったので交換しました。台風の風のパワーの恐ろしさを感じながら交換作用を進めてまいりました。
事前の現地調査に行ったスタッフが手配してくれた金物はぴったり取り付けできホットしました。
かなり丁寧に寸法どりをして、金物の手配をしてくれたのだと思い感謝しております。
建具金物は種類が多くサイズの特定には結構時間を要します。
鍵も傷んでしまったので、握り玉式のカギも交換しました。
建付け調整をし、開閉検査も行い何とか金物各所の交換を終えました。
2019年08月29日
columns
今回はマンションの和室、2枚引込み戸襖の修理依頼があり現地に行ってきました。
現場の戸襖の1部に穴が開いてました。
現地にて詳しく状況を調べました。
完全に表面材の表面に穴が開いてしまい、修理不可能の状況でした。
お客様には再製作することをお勧めしました。
再製作するため、建具の寸法を取り、会社に戻り、表面材のメーカー、品番を調べます。
このような大きな穴でなく、小さな表面材のめくれ程度であれば、補修にて目立たなくすることは可能なのですが、、、
リビング側の取っ手は現状の引手を使いますので、1度外して工場に送ります。
他の引手と同じ形状の物を使うためです。
和室の表面の仕上げは、クロス張り仕上げです。
このクロスも、メーカー、品番をしらべます。
和室側の襖の引手も一度外して、新しい戸襖に取り付け、再利用します。
このように、他の建具とセットになっている建具の場合、引手や襖紙も合わせるため、細かく調査をしなければなりません。
2019年08月27日
columns
和室の2枚引き込み戸が完成しましたので、取り付けにお伺いしてきました。
最初、床に2溝タイプのフロアレールを取り付けます。
通常、和室には畳のしきりに敷居が入ります。今回は畳寄せの上部にフローリングと天面を合わせてあります。
アルミのフロアレールの高さは3mmで形状は台形で踏んでもあまり気にならない程度です。
上部の天井部は鴨居にあたる部分にⅬ型のガイドレールをくぼんだ部分2本取り付けます。
仕上げは、クロスが巻き込んであり、天井と一体感があります。
建具を取り付けしたら戸車に2か所ついてある調整ビスで調整します。上下のビスで建付けを調整し、前後のビスで建具同士の隙間を均一になるようにします。
今回の建具等の戸車は建具をいちいち外さずに調整できる小口付けの戸車を使用しました。
表面材はホワイトのマット仕上げです。周辺の壁のクロスに近い感じです。
建具を閉じると戸袋部分が窓になっており、中庭が見え、採光も明るく常に明るい和室になります。
2019年08月27日
columns
今回ご依頼の和室の建具は、敷居と鴨居が無く、床はフローリングにアルミフロアレールを取り付けるやり方で、初めての試みです。慎重に現状の壁の状態を出来るだけ細かく調査、採寸して帰ります。まずは2枚引込戸が収まる場所です。開口部と戸袋部(扉が収納される部分)を測り、作図をして割り付けをし扉の幅を決めます。
2枚引き込みの開口部です。
左が戸袋になります。
引き込み戸の上部、ガイドレールを取り付ける場所はガイドレールがむき出しにならないように幕板が2方向にあります。
上部のガイドレールを隠すための幕板です。
全面にクロスを張ってあります。
引き込み戸の手先部分の巾木は建具が入るようにするため、張られてません。
写真は開口部の写真です。
建具はこれから製作しますが全体の雰囲気に合わせてホワイトのマット仕上げになる予定です。
まずは、会社に戻り、作図をし建具の収まり方に不具合が生じないか検討して、工場に製作指示を出します。
2019年08月23日
columns
キッチンの背面収納用の3枚引違戸が完成。取り付けしてきました。内部の壁にピッタリ被さるように建具の巾決めます。
キッチンの背面に大型の収納を設けるとほとんどのキッチン小物が収納できるので、人気のシリーズのレイアウトです。
手前の左端には脱線防止用の戸当たりを取り付けします。
ゴム製の半球型の床固定の戸当りです。比較的足に優しい形状のものをつけます。
アルミのフロアレールの高さは3mmと薄くお手入れがしやすく安全性にも優れていると思います。
引き戸の表面材はメラミン化粧板のマット仕上げのモノを使いました。メラミンは薬品にも強く油汚れなどを拭き取る時に強い洗剤(マジックリン)なども使えお手入れに気を使わないで使用できます。工事の時の汚れが付いた時は塗料の薄め液を使う場合もあります。念のため目立ちにくい扉の裏側でテストしていただくことをお薦めいたします。
取り付け完了後キッチンとダイニングスペースを撮影しました。
天井と吹き抜け部の積層材の梁が素敵なので、1カット写してみました。