原田

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軸回し3
和室の両開き襖に、仏壇収納用の金具を取り付けしました。
事前に大工さんと納まり方を打ち合わせした現場です。
大工さんも打ち合わせ通りに内部の加工を正確にしていただいたので、スムーズに取付けすることができました。両開き襖は左右の上下にスライドする造作材の溝をすべるようになっております。
現場の造作大工さんとの連携が必要な製品です。
軸回し1
両開き襖は、軸回し金具の回転にて奥に収納出来ます。
一旦開いた襖を、開いた状態のまま、奥に押し込んで収納できる機能です。両開き襖を奥に仕舞い込むのは、仏壇のとびらを開けることがで来るようにするためです。
襖の内側にも手掛かりになるように小さめの引手を付けてます。
軸回し2
軸回し襖を取り付ける場合の注意として、開口巾に対して片側50mm程度有効幅が狭くなるため、内側寸法が100mm以上狭くなります。事前に仏壇の寸法を測り、造作をしてもらう打ち合わせが必要になります。
軸回し4
左隣の押し入れの襖と並ぶため、引手の高さを揃えてます。
比較的小さな仏壇用軸回し収納なので動きがスムーズですが、高さや幅が大きくなるほど金物に負担がきて動きが重くなります。事前に採寸した際、検討が必要です。

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施工事例
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仏壇収納3
和室各所と仏壇収納用襖の現場採寸に行って来ました。
手前はリビングから和室に入る3枚引き込み戸襖の四方枠です。戸袋部と開口枠の採寸をしました。建具の割り付けと、戸袋の採寸をしました。割り付けはバッチリできてます。
仏壇収納4
写真は左側が片開きの押入れ用襖の開口です。右には仏壇用両開きの軸回し襖が入るスペースです。
ここは、あらかじめ大工さんと打ち合わせをした場所なので、打ち合わせ通りに仕上がっているか確認と採寸をして行きます。
仏壇収納1
仏壇収納の襖が収納できように上下に溝を作って頂いてます。両開き襖の吊元部にスライダーと言う上下にローラーがついた金物が前後に転がるような構造になってます。
仏壇収納2
溝の下部の部分も、打ち合わせ通りに襖が回転しながら収納されるように加工されてます。
細かく採寸をして、工場に指示書や図面を送り製作します。
軸回し金物の使用には高さ制限があり2000mm以上は対応できませんので、ご注意ください。
今回は比較的低いので、動きはスムーズになりそうです。
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施工事例
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収納2
写真は両開収納の建具です。現地調査の時、左右のパネルの収まり方が違うことを見つけました。
まず、左の壁と本体の側パネルが直角についてることに対して、右側は出入り口の引戸のタテ枠が内側に10mmほど飛び出してました。この場合、スライド蝶番のタイプを変えないといけません。
スライド蝶番
左のスライド蝶番は、建枠に対して、かぶせしろが19mm全カブセタイプを使います。
収納4
右側の壁に入口の縦ホタテ枠があり、10mmほど内側にせり出しているため。左に持ち出す蝶番を使用します。
収納3
この右側のスライド蝶番は、かぶせしろ9mm半かぶせ蝶番を使いました。
このように、左右の収まりが違う場合、扉の幅寸法を間違えやすいので、慎重に寸法決めをします。
収納1
扉を取り付けてしまうと、簡単に収まっているようですが、
意外と建具の幅の寸法の計算は複雑で注意が必要です。
知識はいりますが、スライド蝶番は種類も多く、機能的には3次元調整がドライバー1本で出来るため使用しやすい蝶番ともいえます。最近はダンパー付きの蝶番もあり、扉が閉じる手前からゆっくり閉まるタイプもあります。
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施工事例
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採寸1
キッチンの背面の3枚引違戸を製作するため、現場調査に行ってきました。
内部の収納用の間仕切り壁を細かく採寸していきます。
巾木の飛び出しなども確認いたします。下部レールや引戸に干渉しないように注意して調査します。
採寸2
天井と床の開口Hも重要です。クロス厚み位の1~3mmの誤差は全く調整戸車を使用するため問題ありません。
しかし、出来るだけ正確に寸法を何か所も測ります。
採寸2
後程再度現地調査をします。垂れ壁マクイタ部が仕上がってました。ここも細かく寸法どりします。
建具の幅900mm、高さ2400mmの引戸が3枚被さるように取付されます。キッチンの用具類やはかなり沢山収納できそうです。
キッチン2
3枚引違戸が取り付た後、再度、美装後に伺ってきました。
木質柄のキッチンも施工され、写真写りのいい建具が納まりました。
3枚引違の収納は、表面がホワイトの鏡面仕上げで、お手入れの際、汚れが拭き取りやすいメラミン化粧板を使用してます。メラミンの表面材は薬品類にも強く、家庭用のほとんどの洗剤類も変色や腐食しにくい素材です。
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施工事例
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片引戸1
この奥の壁のように見えるのは、住宅の室内ドアです。
片引戸2ヶ所です。
引戸の仕上がりは、シナ合板のホワイト塗装仕上げです。
壁面と天井の仕上げも塗装仕上げの為、とてもシンプルな仕上がりになってます。
片引戸2
開放すると、左がトイレで、右が洗面脱衣室です。梁下にアルミ製ガイドレールを取り付けし、下部のVレールに戸車が走行するような構造です。とてもシンプルな構造なので、故障も少なく、動きも滑らかです。
鎌錠1
引戸には、鎌錠が付きます。飛び出しの少ないサムターンです。裏面は表示タイプです。
下に写ってる引手は、木製の小さな引手で、建具と同じ塗装仕上げです。小さい引手の方がすっきりとします。
もちろん特注建具の為、もう少し大きな引手にすることも可能です。
家事コーナー1
写真は家事室のデスクになる作業カウンターと引違戸です。
家事コーナーは、作業中、煩雑になりがちですが、3枚の引違戸を手前に付け、閉じることによって、物が隠せてとても便利です。
家事コーナー2
3枚引違戸のフレームは白木クリア塗装仕上げです。フローリングや白木の梁と調和してます。
樹脂板はマット仕上げで内部が程よく隠せて、とてもおしゃれな建具になってます。
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施工事例
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アルミ建具2
写真は住宅のキッチンの背面収納になる3枚引違戸です。この引違戸は、アルミフレームに半透明の樹脂板をハメこんだ軽量の引違戸です。
樹脂板の透明感が程よく収納の中を見ることができ、好評です。
アルミ建具1
アルミフレームの引戸は上部はアルミガイドレール仕上げのため、走行が滑らかで、使い勝手は良いです。
建物の梁の白木部に取付してあり、強度的にも安心構造です。
建具1
玄関の4枚引違い戸です。開放すると玄関からの光が入り明るいリビングになります。
下部はVレール式で段差も少なく、足触りも良さそうです。
建具の材質は、シナ合板でホワイト塗装仕上げです。

建具2
4枚引違戸を閉じると、完全に外部から見えなくなり、外部とのプライバシーが守られます。建具の仕上げはシナ合板にホワイトの塗装仕上げで、室内の壁面と同じ仕上げになります。
引手
引戸の引手は、木製で建具と同じ塗装仕上げです。
小ぶりな引手がシンプルでいい感じです。
シナ合板の建具は比較的に安価で、塗装仕上げの特注建具によく使われます。
特注建具の場合、引手木製や金属の金物もお選びいただけます。沢山のカタログの中からお選びいただけます。
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施工事例
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格子戸1
和室2部屋の取り合い部分に取り付けた格子戸は、普段は開放して、壁の中に引き込まれてます。とても開放的で広々とした2部屋続きの和室です。今回の調整は走行が少し重いとのことでお伺いしました。鴨居部分の戸首部分を少し削って走行が軽くなるようにしました。
格子戸2
海側の和室から見た格子戸です。両面格子に和紙入りアクリル板のサンドイッチ構造です。光が当たる側から見ると和紙調アクリル板が白く反射して内部の様子はほとんど見えません。外部からのプライバシーはしっかり守られています。
しかし最上段が格子で通風も兼ねている為、息苦しさはありません。
DSC_1813
手前側の和室から見た景色です。外側の窓の外は浜辺になっており、浜風が心地よく入ってきます。
工事中の時より畳や机などが置かれ、いい写真がとれました。何よりも、海に面した家って憧れます
格子戸4
格子戸の上部を格子にしたのは、元々お客様のご希望で、エアコンの風が通るように上部を格子にしました。結果、通風だけではなく、自然の風や、外部から(海の反射光)などが柔らかく取り込み、いい感じに入り込むようになり、デザイン的にも素敵な建具になりました。

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DSC_2004
キッチンの背面に、3枚引違収納を製作、取付けしてきました。収納の中の間仕切り壁に被さるように割り付けしてます。あらかじめ大工さんに割り付け図を渡して大工工事で壁を起こしてもらいます。出来上がった壁を確認をかねて採寸し、建具の寸法を決めていきます。
キッチン2
引戸の1枚の幅が900mm高さが2400mm
このサイズになりますと取付は2名で行います。
壁や天井を傷つけないように、慎重に作業します。
建付け調整は下部の調整戸車ですので、なれれば割と簡単です。
大容量の収納庫の完成です。
キッチン4
下部のフリーになる建具にはゴム製戸当たりを取り付けします。丸みが大きい安全な形状の戸当たりをさがしました。

スリッパを履いていれば、多少踏んでも大丈夫な感じです。
キッチン3
リビング側から見た、キッチンと背面収納です。
メラミン鏡面の背面収納は、表面材がツルツルで汚れの拭き取りがしやすいです。元々メラミン化粧板は樹脂板の中でも、硬度は固く、薬品にも強いので、お手入れ簡単です。
写真写りのいいキッチンです。最近は対面式のアイランド型のキッチンのレイアウトが好まれています。
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施工事例
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押入1
この押入れを現場にて採寸したところ幅が2400mmあり襖一枚当たりの幅が1200mmを超える襖になりそうです。
会社に戻り指定の襖紙の最大幅が900mmのため、紙に継ぎ目が入ることがわかりました。事業主様に継ぎ目が入ることとをお伝えし、製作に取り掛かりました。

押入2
工場から仕上がってきた襖です。
近くで見ると継ぎ目はわかりますが、少し離れるとほとんど気にならないと、お客様に納得していただきました。
事前に紙の継ぎ目のお話をさせていただき、納得していただけて良かったです。
この襖を製作していただいた。職人の技量はかなりのクオリティーの高さで、いつも感心させられてます。
押入3
押入れ襖が収まりました。幅広の襖です。1枚の襖を開けると、お布団が楽に入る寸法です。
白木の縁に濃紺の和紙調の紙がオシャレです。
手前の整理がまだ出来て無いのが少し残念。
タタミが入るころには照明器具なども付き、素敵な和室が完成することでしょう。
DSC_17941
腰窓の障子も製作いたしました。この障子のデザインは昔からの定番で、ヨコシゲ、タテ2本の吹き寄せです。
障子からの柔らかい光がいい感じです。
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施工事例
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キッチン2
キッチンの背面収納の建具の現地調査に行ってきました。
この間仕切り状の壁の手前に3枚引違戸の製作依頼です。細かく壁の厚みや壁の内法寸法を採寸していきます。
会社に戻って壁の厚みの中央に建具の重なり部分が来るのか、割り付け図面を作成します。この現場の場合、割り付けは、均等に割り付けできそうです。
キッチン1
間仕切り壁の巾木部分に建具のフロアレールが干渉しないかもチェックいたします。建具の厚みと隙間の合計が120mmを超えそうなので、うまく収まりそうです。
このように、採寸の時点で、頭の中で完成の寸法がイメージできなければ、製作納品の時、相違があれば焦ります。
なので、慎重に採寸します。
DSC_1774
これは和室の吊押入れと地窓の引違障子の採寸です。
時々忘れてしまいそうになりますが、吊押入れの場合、押入れ襖の引手の高さを決めなければなりません。
これは、実用的な高さと黄金比のような感性が要求されます。ある程度の経験がいりそうです。
和室2
現場での採寸は、近年は、ほとんどレーザー距離計を使用してます。1mm単位の精度ですが、測る速度がメジャーより数倍速いです。
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施工事例
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玄関ドア1
玄関ドアのラッチの掛りが悪いとのことで、少し強めに押し出しを切り返しましたが、内部のばねが弱ってそうです。
10年以上前に新築された時のモノです。
無垢材の高級感のあるドアです。住宅メーカーのオリジナルのOEM商品の可能性もあります。
お客様のご要望がかなうか、気になる状況です。
洗面金具
内部からのノブを何度か回してみましたが、調子が悪そうです。やはりラッチのバネが弱ってそうです。
新甲陽町2
フロントプレートの刻印やサイズを測って寸法を持ち帰って調べてくるお約束をして帰りました。
玄関金具2
会社に帰って、社内のカタログやインタネットで色々調べてみました。調子の悪いラッチのメーカーと部品の販売先をしらべてみました。レバーハンドルはアメリカ製で本体は、廃番又は、現在輸入されていないようです。
ストライクとレバーハンドルのラッチ部分だけは何とか販売いている業者を探し出しました。このカタログのコピーをして次回お伺いしてみます。
輸入品で廃番の恐れがある商品は、気を付けなければなりません。また、ドアメーカーがオリジナルブランドのOEM製品の時も要注意です。
金具3
ラッチの刻印がわかりました。アメリカ製のクイックセットと言うメーカーのモノでした。
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レバーハンドル1
事務所ビルの入り口のレバーハンドルが破損したので、至急新しいものに交換してほしいとのご依頼があり、訪問、調査に伺ってきました。
レバーハンドル2
現場の状況はレバーハンドルの本体部分の内部が破損している様子です。
早速、レバーハンドルを分解し本体の様子と使用されているメーカーとかを調べました。
会社に戻り品番を探しましたが、このレバーハンドルは廃番になってしまっていました。
先方に事情を説明し納期と代替えを御用意すること等をおつたえしました。
お客様は、快く承諾していただき、少しデザインの違うハンドルを手配することにしました。
DSC_1791
新しく入荷したレバーハンドルをお届けし、交換してきました。内部の加工が少しずれていましたので、少しノミで削りましたが、比較的かんたんに取付できました。
レバーハンドル4
レバーハンドルの形状は変わりましたが、新しいレバーハンドルを気に入っていただきました。
納期が予定よりかかってしまいましたが、事前に事情をお伝えしてたので、お客様も理解していただいてたので良かったです。
お客様のご依頼のご希望と相違が見つかれば、出来るだけ早めに連絡をして、ご理解いただけるようにしなけれいけないと、あらためて気を引き締める現場でした。
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DSC_1887
先日社員旅行で沖縄に行って来ました。初日の観光地の最初に訪れたのは、首里城です。
広大な敷地にそびえたつ城壁の大きさと城壁の形に驚きました。本土の城の石垣とは全く違い、高台にそびえる優美な曲線美に目を奪われました。

首里城2
石垣の特徴は琉球石灰岩を主に使用された石積みで、サンゴや貝などの堆積したもので、軟質の岩石として加工が容易で複雑な曲線の石垣の発展を促した。
隅の角が丸く加工されているのに気づきました。
これは「隅頭石」と言い、昔から角には悪い気が集まりやすいという言い伝えがあり、角を丸くしたようです。
首里城3
首里城の城壁沿いの垣根に咲いてたハイビスカスです。
大阪で見る鉢植えのハイビスカスと違い、垣根に使われているので、幹の大きさと花の数の多さにおどろきました。
流石、南国。
首里城4
写真は琉球王国の王の玉座です。
王の居住する中心部に正殿と呼ばれる建物の中にありました。
豪華で細かい細工が施されてます。

DSC_1911
このサンゴは、宿泊したホテルの前の海岸で拾ったサンゴです。海岸の砂はアイボリーで石ころと思われる石はすべてサンゴと貝殻で、砂浜の砂も全てこれが、何万年の時を経て、琉球石灰岩になり、城壁や道路や町の建築資材などに生まれ変わるのです。と妄想してみたり、有意義な旅行でした。
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アクリル扉1
アクリル製扉が仕上がってきました。この扉に使用するスライド蝶番は、一般的にオーディオやテレビラックなどに使用するガラス用の蝶番で、特殊な取付加工をします。
加工図面を正確に書き工場に指示します。
DSC_1553
現場に行く前に仮固定してみました。
加工は上手く仕上がっており、ぴったりハマりました。
この蝶番の特徴は、アクリル板にビスなどが当たらないように蝶番のプラスチック部分でサンドイッチ状にして固定するような構造になっています、元々スライド蝶番は、家具用に開発した、ドイツ製のモデルが基本になっており、とても合理的な設計になっています。
家具用の特殊金物はヨーロッパ製がまだまだ優れているように感じます。(個人的な感想ですが、、、)
アクリル扉3
取り付けしました。建付け調整や開閉テストを済ませ、バッチリ収まりました。
扉が最後にバネで引き込むタイプのスライド蝶番を使用してます。
アクリル扉4
採尿棚の扉が綺麗に生まれ変わりました。
職員の方にも喜んでいただきました。
スライド蝶番のクローム鏡面の化粧キャップも美しくはえます。半透明のアクリル板は内部の紙コップがうっすら見えて丁度良いとのことでした。
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施工事例
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キッチン背面収納1
写真はL型レールを3本取付したガイドレールです。
単純なL型形状の金物ですが、引戸の上部にはめ込むだけなのですが、建具の着脱も簡単で、音も静かで滑らかな走行を促してくれる優れものです。
キッチン背面収納2
シルバー系3連式のアルミフラット式のV溝レールです。厚みが3mm厚なので、後付けの場合、段差が少なくよく使用します。
今回の戸車は木口からドライバーで上下、前後調整出来ます。
差し込まれたキャップを外すだけで調整できます。
キャップの色もブラウンやベージュ系もあります。
DSC_1704
引戸を解放した状態です。
問題無く収まりました。作動確認をし、拭き掃除をしたら完成です。
時々下レールにゴミが入ると、異音がする場合があるので溝の掃除はしっかりします。
収納2
3枚引違収納の完成です。
今回はメラミン化粧板のホワイトマット仕上げです。よく納めている鏡面仕上げよりも少し落ち着いた印象です。お部屋の雰囲気にしっくり馴染んでます。
メラミン化粧板は、表面硬度も硬く傷がつきにくく、薬品にも強く家庭用洗剤で時々お手入れしていただくだけで美しい状態をキープいたします。
汚れやすい家具にもお薦めの素材です。
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