原田

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キッチン1
キッチンの背面に引き違戸を製作する為、現場調査にお伺いしてきました。
あらかじめ頂いてた、建築の平面図を確認しながら、現地の壁の状況を採寸していきます。天井部は今回フラットなので取り付けする場所は両サイドの壁の状態で決めていきます。
キッチン2
右側の壁は巾木が張られてないので手前いっぱいから取り付けするのが解ります。
キッチン3
右側の壁も奥行を確認して位置を確定します。
現場の状況はその都度変わりますので、監督さんにも確認をとりながら現場調査を進めていきます。
この寸法を元に会社に戻り、作図して工場に製作指示をします。
和室1
他に和室の吊り押入れ襖も製作依頼があります。
現場の開口寸法を各3点程度取ります。
3点どりは開口部の誤差がある場合がありますので、念のため基本3点採寸は習慣にしてます。
寸法取りによる採寸ミスをできるだけ少なくするためには必要なルーティーンとなります。
押入れ1
溝の寸法も測って帰ります。
襖溝は3*7溝で襖用の溝でした。
問題なく製作できそうです。

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階段1
住宅の階段の踏み板の交換工事に行ってきました。
現地に訪問しますと築年数が古く階段の踏み板を踏み抜いて折れた。ということで緊急に現場にて交換作業に行ってきました。
昔の住宅建材は無垢材が多く、この踏み板も杉材の無垢でした。
階段を踏み抜いたときにケガが無くて良かったです。
階段2
まずは、折れた踏み板の撤去の為丸鋸でカットします。
無垢の杉材は柔らかく、若干弱い印象です。
最近の階段はほとんど堅木の集成材を使っているため、通常の使用では折れることは少ないと思われます。
今回もゴムの木の集成材を用意しました。
ゴムの木は固く、カウンター材にも使用されますので、強度は十分だと思います。
階段3
撤去して分かったことは、右角に三角の踏み板が刺さって部分だけが固定されているのがわかりました。
通常踏み板の3方向に木軸がありますが、この状況を見て驚きました。
このような構造では強度が持ちません。

階段4
撤去して分かったことは、右角に三角の踏み板が刺さって部分だけが固定されているのがわかりました。
通常踏み板の3方向に木軸がありますが、この状況を見て驚きました。
このような構造では強度が持ちません。
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施工事例
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折戸1
マンションの洋室に4枚折れの折戸を製作、納めてきました。
表面材は木目柄のオレフィンシート張りです。
近年の傾向はウオールナット柄が人気で、木目の凹凸もリアルに表現されてますので、本物のような質感があります。
シックなダーク系がおしゃれな印象になります。
折戸2
折戸の上部は、ガイドレールがありますが、下部は軸受け金具以外無いので、物の出し入れと掃除がしやすい仕様になります。
折戸3
折戸の軸受け金具は両サイドの折れ戸下部の内側についています。極力邪魔にならない方式です。

折戸4
折れ戸の上部レールはライナーがスムーズにガイドして、軽く走行します。
建具1
洋室入り口の木製建具は他の建具と同様に縦木目のダークカラーです。
床のライト系のフローリングと壁面のホワイトのお部屋をキリリと引き締めた印象がいい感じです。

建具2
戸当たりはマグネット式になっており、足で踏んで固定の操作ができるタイプを使いました。
写真左の円形の金具から金属プレートが浮き上がってくるので、素足でも安全な形状の物を使用しました。
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中折れ
マンションの浴室折戸の不具合ヶ所の点検をしに行きました。この折戸は既製品の浴室折戸ですが、樹脂の窓が割れてました。
中折れ
樹脂の板の割れたときの交換は可能なので、樹脂板のサイズを測って帰ります。
念のため4枚の寸法を測って帰りました。
10年以上お使いになると樹脂板自体がもろくなっていく場合があります。経年劣化が起こっていきやすくなります。
折戸1
洋室の収納折戸の点検です。
若干建付け調整が必要なほどで、開閉時にこすれが生じてました。
折戸2
折戸の軸受け金具が少し緩んできているようで、右側が下がって、隣の建具に当たってきてます。
この場合、金具の調整だけでいけそうです。
レバーハンドル1
他にリビングドアのレバーハンドルがぐらぐらになってます。
この場合、レバーハンドルの横にある六角ビスを緩め、レバーハンドルの軸芯を押し、六角ビスを閉めなおす治ります。
最近では、100均にも六角レンチセットがありますので、
お客様でも簡単に治せる場合が意外とあります。点検は定期的にしていただきますと、お安くできます。
職人を派遣するとそれなりに費用がかさみますので、
定期メンテをされることをお勧めいたします。
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施工事例
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フロアレール
キッチンの3枚引違い戸を取り付けます。最初に床にフロアレールを取り付けします。
上部のガイドレールの中心に溝が平行になるように、微調整しながら前後の位置を決めて固定していきます。

ガイドレール
床のフロアレールの上、天井部にはL型のガイド用の金具をビス止めしていきます。奥の左側のレールは階段の下部が斜めに、セリ出してきていますので、少し手前でカットして、ゴムの戸当たりをつけました。
左奥の引き戸だけ、少し手前で止める感じです。
収納1
キッチンの背面収納の取り付けが完了しました。
一部階段下のスペースの有効利用した素晴らしい設計の収納庫が出来上がりました。
3枚引違い戸の収納は幅で約260センチほどありかなりの収納量になります。
キッチン1
引戸を閉じると、壁面全体と一体化して壁のように見えます。キッチンのコーナーが小さく見えますが、リビングの奥行が広いためです。
それに、天井の間接照明もうまく取り入れてるため天井が高く見えより広く見せてます。
コーブ
天井の間接照明が素敵なので、もう一枚パチリ。
これは、天井に光を当てるコーブ照明といわれる間接照明です。
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施工事例
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トイレ天板1
この場所はトイレの奥の便器が付く配管スペースの腰壁部分です。
配管部の上部はカウンターを取り付けするのですが、まだスペースがあるので収納にされてます。
そこで、3方向に固定の天板を設け、中央の天板が開閉する形状の天板を作ることになりました。

トイレ天板2
天板を乗せる場所の寸法を細かく測っていきます。
内側のへこんだ部分が収納スペースです。
トイレットペーパーなら20個くらい収納出来そうです。

トイレ天板3
両袖の寸法、奥と手前の壁の寸法も測って帰ります。
全体の仕上げはクロス張りとのこで、クロスの厚みも考慮して寸法を決めます。

トイレ4
右の階段に開いた天板が当たらないか、高さも念のために測っていきます。
奥と両サイドにコの字型の天板になり中央の収納部分の天板が開閉できるように長丁番を付けて、開閉できるように作ります。
残念ながら、工期が少なく、完成した写真を撮りに行く機会を逃してしまいました。
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TVボード1
今回のご依頼は、現状のTVの位置は変えずに、白い固定棚とチューナー機器類を隠すようなキャビネットを製作して欲しいとのことでした。
TVボード2
このご依頼の中で一番悩ませる問題は、TVの録画チューナーのリモコンのレーザーが作動するように考えなければいけません。
お客様が、リモコンを使用する位置や角度も調べ、現状の状態を細かく寸法を取り、会社に戻り製作図面を作っていきます。
TVボード2
背面の壁の状態や、巾木の寸法、収納される機器類の特性なども、お聞きしてご依頼の形状のイメージを考え、説明させていただきます。
特注の家具などの場合、現地にて、できるだけ詰めた打ち合わせを重ね、ほぼ、完成形の設計を考えて、わかりやすく簡単な完成のスケッチなどを書いてくるのが理想です。
TVボード4
出来るだけ、現状の寸法を測り、作図し、色と素材のサンプルを後日ご用意してお見積もりも持参し訪問いたします。

特注の建具、家具もご相談いただければ、設計いたします。

お気軽にお声かけいただければ訪問いたします。

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施工事例
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トイレ引戸1
この現場の片引戸は上吊り式の引戸で、上部に階段の下部があるため上吊りレールの取り付けが困難な状況で、現地の大工さんと打ち合わせすることになり、現地に採寸と収まり方法を考えるため、現場打ち合わせに行ってきました。
引戸2
引戸はトイレ内に入ります。
開口部と床の状況は問題なさそうです。
引戸3
問題の階段部です。
階段の下がり方は45cmほどあり、通常の電動ドリルでは届きそうもありません。
電動ドリルの先端ビットの500mmを用意して上部レールを取り付けることにしました。
あと、上吊り式の戸車の調整も現状ではできません。
幸い左奥に下足収納スペースあり、点検口を新たに取り付けて貰うことにしました。
この点検口から手を入れ、戸車の建付調整が可能なようになります。
引戸3
上部の上吊りレールの取り付けスペースです。
巾が狭くこの状況では通常の電動ドリルが入りません。
引き戸5
下部のスペースと戸袋の状況です。
下部は問題ありません。
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施工事例
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収納1
3枚引き違い戸の取り付けの際、床のアルミレールから取り付けしていきます。レールの高さは3mmで3本溝のレールを袖の壁に沿うように現地合わせで加工して取り付けします。
収納2
上部のガイドレールは、建具の厚みと建具同士がこすれないような位置に取り付けしていきます。
この場合、建具の厚みが30mm、建具の隙間は6mmの設定にしてます。
下部のフロアレールの溝のピッチが36mmタイプを使用してますので、同じピッチで3本取り付けしていきます。
アルミ製品は寒暖の差で伸縮しますので、1.5~2㎜の隙間をとるような寸法にしてます。
収納3
取り付け完了した3枚の引き違い収納の写真です。
今回の建具の表面材は、メラミンホワイトのマット仕上げです。光沢が無い分、周辺のクロスの壁のような雰囲気で周囲に馴染めて、しっくり調和してます。
収納4
手前のキッチンが完成しますと、写真映えのするキッチンの写真が取れました。
ⅬⅮKも広く、開放的で、収納量もたっぷりとれた高機能のキッチンの完成です。
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施工事例
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下足箱1
玄関の下足箱の作り替えのご依頼で、現場調査にお伺いしてきました。
まずは、下足箱の外観寸法と取り付け方を各所調べていきます。
下足箱2
次回新調予定の下足箱はクロス張りや床のCFシートよりも少し大きめのサイズにしてクロス張りが無い部分を隠れるようにしなければなりません。
左サイドの下部巾木の寸法も細かく採寸します。
下足箱3
向かって右側の扉が下がっています。
丁番のゆがみが外観から読み取れます

下足箱4
扉を開け内部の状態を調べます。
右下のスライド丁番が破損していました。
機能的には丁番を交換すれば良さそうな感じです。
他に、内部を見て、棚板の厚み、枚数、他の金物も調べ、取り付け方法も調査します。
下足箱5
扉の下部の小口部分が少しめくれてます。
現場採寸の際 床の上り框部の寸法も細かく測って帰ります。
戻って製作図面を描くときに必要になりそうな部分は採寸して帰ります。
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施工事例
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ミッキー1
先日納めてきました3枚引き込み戸襖です。
裏面の仕上げはリビング側で室内ドアに合わせた木目柄ですが、和室側は襖紙がミッキーマウスを和風の襖紙のデザインにした襖紙です。
お客様のご家族がミッキーフアンの方がいらっしゃるご家庭では、人気の襖紙です。

ミッキー2
新緑の柄の襖紙の中にミッキーマウスのシルエットが隠れるように大人のデザインをされてます。
説明されるまで、ほとんどの方が気が付きません。(笑)
ミッキー3
隠れミッキーが金色でえがかれてます。
近寄るまで意外と気が付かないように描かれてます。
全面的にミッキーのキャラクターが描かれて入りと、ちょっと子供っぽい柄になるのであえて気が付かないように和柄の中に忍ばせるように配置されてます。
ミッキー4
引手にも専用のミッキーの襖用の引手をつけてます。
この引手を見て初めて気が付かれ、笑みが出る仕掛けです。
このように、他のメーカー各社もディズニーファン用のクロスの柄などにも取り入れた内装製品があります。
この襖紙の使用メーカーは
ルノン(株)
ディズニープレミアムコレクションNo754
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施工事例
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引出し1
リビングルームの一角に和室、畳コーナを設ける設計に、上げ床式の床にし、下部に大形収納の引き出しの製作依頼があり収めてきました。 
畳下のデッドスペースの有効利用のためです。
引出2
引き出しを取り付ける際左右の横振れ防止の部材を左右に付けます。
引き出しの戸車が単方向にしか動かないので、ガイド材で強制的に引き出しをまっすぐに前後方向に向けるように、補正してくれます。
木片をくさび状にしただけのいたって簡単な部材ですが、いい仕事をしてくれます。
引出3
引出しの内部の内箱はシナ材の無塗装の合板で仕上がってます。適度に吸湿・排気をしますので、季節ものの衣類や寝具等を収納するのに適してます。
引出4
引出しの前面板はメラミン材で、傷がつきにくい素材です。
引出しの引手は飛出しの少ない掘り込み引手を使いました。
和室が少なくなっている近年の新築状況ですが、畳は根強い人気で、このような設計、畳コーナーのあるリビングが増えてきているように思われます。
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施工事例
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P10105345-e1571124570649
先日ブログで書きました、仏壇収納の続きです。
写真は完成した、両開き軸回し襖の仏壇収納です。
襖の内側にも引き出し用の小さめの引手をとりつけます。
大工さんとの事前打ち合わせが必要な製品ですが、うまく収まれば満足感があります。
仏壇収納5
写真は、仏壇収納を閉じた状態です。
取り付けには、軸回し金物の建付けと調整に時間を使いますが、スムーズな動きになれば、ほっといたします。

P1010529
左に押入れの引き違い襖も同じ襖紙で製作いたしました。
柄の特徴は、桜の花柄で、淡いピンク色の花が満開に咲き誇っているかの様子です。
P1010532
仏間の襖紙と並んで、やさしい色合いの桜の柄が上品に調和してます。
襖は一般的に、腰の部分が多いのですが、この桜柄は人気があります。
お花見を楽しんでいるかのような、明るいお部屋の雰囲気を作ってくれます。
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施工事例
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軸回し2
今回の襖は仏壇を収める収納の襖を製作、取り付けしてきました。
この襖は、両開き襖で開放しながら収納の奥へ押し込むことが出来る襖です。
襖を作る前に造作工事の時に現場に足を運び、大工さんと事前に打ち合わせが必要な品物です。
といいますのは、襖の収納部に金属製のフレームの上下に車輪が溝を走行するので、特殊な造作部材を作って、取り付けてもらうためです。
軸回し3
写真は走行途中の状態で、襖を引き出したあと閉めたときに、白いマグネットキャッチに引っ付けるようになってます。
中央下部は角フレームから突き出した丁番です。
調整が難しいので時間をかけて、慎重に取り付けします。
軸回し4
襖の内側には引き出すための小さめの掘り込み引手を付けます。内側の襖紙は一般的に無地のおとなしい紙にすることが多いです。
お好みで仏壇の内側用の柄の襖紙もあります。
襖紙のサンプル帳よりお選びいただけます。


軸回し1
両開き軸回し襖を取り付けしました。
前後の走行と開閉の微調整をして完成です。
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7枚建て1
キッチンの背面収納の7枚引違い収納の建具が完成。
取り付けをします。
まず最初に木口付けの調整Ⅴ戸車を取り付け致します。

下部レール
次に床付けのアルミフロアレールを付けます。
間口の距離が広いのでレールはあらかじめ2分割で作ってきました。若干長めに製作してますので、現地で微調整のため少しカットします。
7枚建て5
背面収納の間仕切りの状態です。この壁の手前にかぶせるように取付け致します。
間仕切り壁の内側には縦に棚受け用の棚柱が付き、可動棚が付きます。この収納量はかなりの大容量になります。
7枚建て6
下部のレールを取り付けしていきます。
一番左の建具は洗面化粧室への入り口の引き戸になります。
左から2番目の左端のレールにはこれから、脱線防止のための引戸用のゴム戸当たりをつけます。

7枚建て7
取り付け完了。出来上がった7枚引違い全体です。
左端の1枚のみ洗面室への間仕切り引き戸にまりますが。
残りの右側の6枚引違い戸は、収納になります。すべて天井いっぱいの収納です。収納量は半端じゃないです。
手前のアイランドキッチンと一体型テーブルに段ボールの養生がまだ残っているのが、少し残念な写真になってしまい、申し訳ありませんでした。
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施工事例