スタッフブログ
今回はマンションの洋室の引違戸の動きが重たいとのことでしたので修理に行って来ました。
現地に行ってみますと空き家でしたので誰もいなかったのですが写真のように建具が立て掛けられていました。
まず建具や下に付いている戸車を見ても何も問題なさそうです。
次に鴨居を見てみると、写真ではわかりにくいかもしれませんが両端の鴨居材が大きく反り溝幅を狭くしています。
溝幅が狭くなったことによって建具上部の戸首部分を挟みつけるような形になり動きが重たくなっていました。
戸首部分を細くし鴨居に入るようにするために職人さんにカンナで削ってもらいます。
削ったら一度鴨居に入るか確認し、動きがスムーズになるように微調整していきます。
削れたら近似色の水性塗料を塗って仕上げていき、塗料が乾いたら復旧します!
溝に入れることができなかった建具もスッキリ入るようになりました!
最後にもう一度建付け調整をし、作業完了です。
鴨居の溝幅が狭くなるといった現象は珍しいとのことです。私も対処の方法がわかってよかったです。
木製の建具などはどうしてもその時の気温・湿度・生活環境などが影響し、反りが発生し建具が動きにくいなどの問題に繋がります。
建具の動きなど不具合があれば早めにご相談下さい。
今回はトイレの上部収納に取り付ける建具と、キッチン背面に造られた収納に引違い戸を取り付ける建具の現地調査に行って来ました!
キッチン収納から採寸していきます。
壁から間仕切り壁までの幅、床から天井までの高さ、壁から内部の間仕切りまでと詳しく採寸していきます。
今回は幅約2700㎜の高さ約2300㎜でしたので建具1枚大きさが幅約920㎜高さ約2290㎜の3枚建の建具ができます。
3枚の建具が上手く収まるように割付なども考えながら採寸していきます。
天井部分は外から見たときにアルミレールが見えないように幕板があります。
この幕板の寸法も採寸していきます。
床側の写真です。
間仕切り壁の幅なども採寸していきます。
間仕切り壁前面に幅木が付いていません。これは幅木を張ってしまうと建具を建て込んだ時に擦れてしまう為、大工さんとの事前の打ち合わせで張らないようにお願いしています。
次にトイレの収納を採寸していきます。
大工さんが造作してくれた収納の幅と高さを測っていきます。トイレ収納の建具にはスライド丁番を使用し、スッキリとした納まりになる予定です。
採寸が終わったら会社に戻って採寸した資料を元に図面を引いていきます。できた図面を工場に送り製作してもらいます。
製作してもらっている間にレールやスライド丁番などの金物類を用意しておきます。
何度しっかり採寸しても、建て込みに行って作業完了するまではいつも緊張してしまいます。