スタッフブログ
今回は西宮市の新築物件のキッチン背面に造られた収納の引き違い戸が出来上がりましたので取り付けに行って来ました。
現場はクロスなども綺麗に仕上がってましたので道具や建具を運び込む前にしっかりと養生していきます。
建具は幅90cm、高さ2m30cmほどあるので壁などを傷つけないように運び込むのも大変です。
まずは天井にアルミ製のガイドレールを床のフロアレールの溝の中心に合うように位置出しをして等間隔で取り付けしていきます。
3m近くある長いレールを等間隔にビス止めしていく為、職人さんお手製の治具を使って取り付けします。
次に壁に沿って切り欠き加工したアルミレールを取り付けていきます。
レールの位置がある程度決まったら先に建具を建て込み、建具の動きをみながらレールをビス止めしていきます。
取り付けが完了しました。
最後に繰り返し開け閉めの確認をしながら、建具下に付いている戸車で建付け調整していきます。
今回の引き違い戸の建具の表面材は艶消しのホワイト色のメラミン化粧板を使用しました。
メラミン化粧板は熱・傷・汚れに強く、油汚れにも強いのでお手入れしやすい素材です。
普段のお手入れは水拭きで、油汚れには柔らかい布やスポンジに中性洗剤をつけてふき取ってください。市販の台所用品のメラミンスポンジも効果があります。
先日採寸しました、トイレの上部収納BOXに取付する両開き戸が出来上がってきましたので取り付けに行ってきました。
写真は採寸に行った時の状態です。
扉は家具などによく使用するスライド丁番を使用しました。
スライド丁番はキャビネット(棚)の内側に取り付ける為、扉が閉まっている時には外から見えません。
スライド丁番を使う事で扉の外側から丁番が見えないので納まりがスッキリとした仕上がりにできます。
また、スライド丁番にはキャッチ機能付とキャッチ機能無しというものがあります。
キャッチ機能というのは、ある程度扉を閉めると、スライド丁番に内蔵されたバネによって閉まる方向に力が加わり、扉を閉めた状態を保持してくれる機能です。
マグネットキャッチなどの様な扉を保持する部品を取り付けなくても、扉を閉めた状態を保持してくれます。
扉を取り付けした状態です。
扉の上部は天井にこすらないように5㎜程小さくし、下部は20㎜程キャビネットから出して手をかけれるように制作しています。
扉の取り付けが完了しました。
隙間を均一になるように調整します。
スライド丁番の優れている点は、丁番本体・取り付け座金に付属している調整ネジを回し、扉の位置を前後・左右・上下に微調整する事が出来ます。
他の丁番だと位置決めや取り付けを正確に行わないと、扉の開閉に支障が出たり、位置がずれたりしてしまいます。
扉の表面材はポリエステル化粧合板でホワイト半艶消しタイプです。
汚れ落ちもいいので、掃除しやすくよく使用される表面材です。