芦屋市 背の高い引き違いの障子を製作、取り付けしてきました。

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障子1
今回ご依頼の障子は高さが高い障子で、2400㎜もあり、
出来るだけタテの組子だけにして欲しいとのことです。
しかし、タテだけの組子だけですと、障子紙を張った後、
のりが乾燥するときにタテ桟を中央に引っ張ってしまうので、ヨコの桟を2本入れさせてもらうことにしました。
このことは以前に両面紙張りの障子を作ってタテの枠が大きく内側に反ってしまったという苦い経験があるからです。
そのようにいろいろな制作の経験が次の機会に新たなご提案に生かせます。

障子2
タテ残の狭い間隔が何となく心地よいデザインに感じられます。
障子3
引手の位置も3分割した高さが約800㎜になるので下のヨコ桟の中央に引手が来るように指示をしました。
ちょっとした事のことの積み重ねで製品がよくなるからです。
障子4
引手は白木の掘り込み引手です。
この奥の窓の奥にバルコニーがあります。
バルコニー側からも空けやすいいように裏側にも掘り込み引手をつけました。
通常の吐き出し場合、和室側だけの引手になります。
現場採寸の時に奥のサッシを開いて外側の引手の有無を判断します。
障子1
この写真は別の現場の写真ですが、
タテ残の間隔を変えています。このデザインも出来るだけタテ桟だけにしてほしいとのことですが、ヨコに1本だけ入れさせてもらいました。
先の障子とはタテの桟の間隔を少し変えているだけですが、
出来上がった障子は全く違った表情の建具になります。
デザインのご希望はお伝えいただければ無限に遊び心のある建具も可能です。
建具のご希望があればお気軽にご相談ください。
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施工事例