吹田市 雨戸の交換工事で引き上げてきた、古い雨戸の施錠方法が面白く、写真に納めました。

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さる1
先日アルミの雨戸の交換の際、引き揚げてきた廃材にする古い雨戸の施錠部品について興味が湧きましたので、写真に写しました。
この雨戸のカギは一般的に 「サル」と呼ばれている部品で、「とっこり」とも呼ばれてます。
古い木製の雨戸にはこの鍵を使用し上部は鴨居に差し込み、下部は敷居に穴を掘り差し込んで雨戸の固定をします。
室内側からの動作のみの使用しか出来ないので、防犯対策用にと風雨から雨戸が外れないようにするための施錠部品です。
サル2
雨戸を固定する際は、このタテの角棒を上に持ち上げ、鴨居の穴に差し込みます。
サル3
タテの棒を上部に差し込んだ後、下がり止めの横の部材を左にずらすことで、しっかりずれ止めの役割をして施錠することが出来ます。
サル4
このように、2回のアクションだけで、施錠出来ます。
木製のパズルのような形状の2個の部品は複雑な形状の加工で出来てます。
昔から木製の雨戸はこのような施錠部品を使用しており、
今でも木製建具の雨戸を新調するとこのようなサルを付けます。
サル5
このように、木製建具の部品には、「最初に考えた人は偉い」(笑)と、思わず敬意を表したくなる部品が時々あります。