豊中市にて瓦屋根に取付られている傷んだ漆喰を新しく交換してきました。
瓦屋根には漆喰という材料が塗りつけられています。
漆喰には瓦屋根を長持ちさせる為にとても重要な役割があります。
漆喰が重要な役割を果たせないようになると瓦屋根が影響を受けてしまい,瓦本体が傷んできてしまいます。
～漆喰の役割～
漆喰は白い粘土のような弾力性があります。
そしてその弾力性のおかげで形の違う瓦同士をつなげた時に発生する隙間を綺麗に埋めてくれます。
また瓦同士の密着性も向上させてくれます。
漆喰が傷んでしまうと固く収縮してきます。
上記のような状態になると瓦同士に隙間ができ,雨水が侵入しやすくなり,瓦がズレやすくもなってきます。
漆喰の工事でまずはじめに行うのが傷んだ漆喰を取り除く
作業になります。
傷んだ漆喰は固くボロボロになっている為取り除く作業は比較的簡単にできます。
ただ注意が必要なのは,傷んだ漆喰を取り除く際に瓦までズら
強引に漆喰を取り除いてしまわないように作業していきます。
棟に塗りつけられている漆喰,土を綺麗に取り除く事ができました。
※今回漆喰工事をするために足場を設置しました。
理由としては取り除いた漆喰,土が落下しても道路や隣接した家に落ちないようにする為です。
傷んだ漆喰をすべて取り除いたら,新しい漆喰を塗りつけていきます。
白く山盛りになっているのが,新しい漆喰になります。
傷んだ漆喰は黒く変色していきます。
専用のコテで新しい漆喰を塗りつけていきます。
漆喰の奥には土が壁となっています。
漆喰塗りつけのポイントとしては漆喰を奥までしっかり塗りこむ事です。
きっちり漆喰を塗りつけることで,丈夫な漆喰ができあがります。
こちらの写真は漆喰を塗りつけている職人さんになります。
赤丸の部分に注目すると,瓦の上に布が敷かれています。
このようにすることで作業中に発生する
また移動する際に瓦表面を傷つけることも回避できます。
こちらは鬼瓦周辺に漆喰を塗りつけている作業写真になります。
漆喰が
瓦屋根の形によって場所の数は変わります。
そのため漆喰工事のお見積書を見る
新しい漆喰の塗りつけ作業がすべて完了しました。
傷んだ漆喰と新しい漆喰
そして当社では工事が完了してから１か月後に最初の点検を行い,その後１年に１回の点検を実施しています。
また足場が外れて屋根に登れない状態になってもドローンで点検ができるようにしておりますので,どんな屋根でも点検作業を行う事ができます。
